生態厭(悪) / 20200715

あーーーーーーーー
鬱病と躁病の間をフラフラと歩き回りながら、どちらにも拒否されているような気持ちになって、どちらにもなれず、ベッドもイスも硬く冷たく、繰り返す。何度でも僕はきみに言うが、この世は、別に共通した概念なんかはないよ。個人が個人の世界の中で生きているだけで、僕が見ているきみも僕のものだし、きみが見ている何かも、きみの世界の中のものだ。僕らは芸術で、紙の上のインクだ。僕はほら、試し書きの藁半紙の上なんだけれど。こんな御託を並べる隙にも、きっと皆は努力しているんだろう。僕が何も出来ないよ~ってベッドの上で苦悩に転げまわる時も、皆は頑張れる。僕は甘えてばかりいる。僕、僕、僕って。自閉的なんだね。皆はどうして頑張れるの?生きることに疲れても、どうしてまたペンを握り直せる?きみらを奮起させ得るものは、一体何?皆が美しく生き続けるのは、何か目的がある?僕には見えてないものが見えている?何の為に生きるのか、答えられるの?僕は、自分が欠陥品として生まれたと思い始めた。失敗も成功の為に必要だから、必要悪として、此処に生まれました。誰にも望まれてなんかないけど、生まれるだけ、この遺伝子を持って生まれて来ました。生まれただけでもう全てを達成したと思いました。この遺伝子を持って、失敗であったと、あいつは駄目な奴だったと、もう忘れてしまえと、皆がそうしてくれたら、僕の生きる意味は完遂できると思った。うん、思うだけ。薬が効くまでの少しの間に、自分が思うことを正直に書かせてもらった。死ぬ死ぬ詐欺をして、もう何年も経ったなあ。

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