; / 20200807

君/僕/死
きみと僕は花畑の中で、ずっとずっとくだらない話をしたね。空が何処までも透き通っていて、月も、よく見えた。手の中にある花束が、全て枯れてしまうまで、僕らは、悲しくなんかなかったから。死にたいことも、ゆるせないこともあったけど、天使が、羽で撫でるような、やさしさがあった。ああ、幸せだって、目を瞑りたかったんだ。


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