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旅の宿

昔から、入浴剤は、バスクリンと決めていた。

だが、最近になり、温泉の素が欲しくなり。とうとう、浮気をすることになった。

最近使っているのが、「旅の宿」である。

しつこくなく。ほんのり温泉情緒で、私は、気に入っている。

そもそも、入浴剤が必要かどうかというと、必須ではないと思われる。現に、家内や子供たちは、必要としない。

だが。次女が最近、入浴剤を使い出した。

風呂を沸かした時に、私は、家族LINEに、今回の入浴剤は、これだと、知らしめるのだが、次女などは、予め聞いてくる。

旅の宿。すべての温泉をまだ、制覇しているわけではないのだが、ひとつひとつ、味わいながら、入っている。

聞くところによると、次女は、遠征の時も、入浴剤を持ち込むらしい。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

もっていくのは、バブらしいよ。


旅の宿は、粉末で。紙の袋詰めだ。対してバブは、錠剤状で。溶けやすいように見えるという。


いずれにしても。入浴剤。疲れを癒やしてくれることは、間違いない。

さて。今宵は、どこの湯に、入るとするか。


そんなこんなを家内に語ろうとして。後ろを振り返ると、家内が、にっこりと笑っていた。

マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。



だから。


これで、いいのだ。





■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。





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