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手紙

以前から、この、カレー屋さんには思い入れがあるということで、何度も記事にしている。

多摩センターにある、ナマステキッチンである。

先日。このお店に、家内と一緒に立ち寄ったのだ。

実は、私は、ここのお店のナンロールが大好きで。毎週、1週間分を買い込み、毎朝このナンロールを食べるという、小粒ではあるが、超リピーターなのである。

通常は、店に出向くと、テイクアウトでオーダーをしてから、他の所要を済ませて店に戻り、ナンロールをピックアップするのだが、この日は、お店で待つことにした。


すると、家内が、壁に貼り付けてあった手紙のコピーに目を留めた。

壁に、さりげなく貼られている

内容は、小学校低学年、2年生か1年生の子供が、ナマステキッチンで食べたカレーが美味しくて。その事を題材に書き、最後に、担任の先生に、美味しいから、先生も、1度行ってみてはどうですかという提言で結ばれている。

恐らく、先生は、その手紙に書かれた提案に乗り。この店を訪れ。そして、店員とこの話をして、コピーを置いて帰ったのだろう。

家内は、奇特な先生もいるものだねと、感心していた。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

これで、ナマステキッチンが、繁盛したら、すごく面白いのにね。


その日は、夜、19時頃。まだ、席は、埋まってはいなかった。


その翌週。週末の夜に、わざわざ多摩センターまで出かけて。ナマステキッチンでナンロールをオーダーした。出来上がりまで店で待ちたいと思ったのだが、店員さんが、申し訳なさそうに、言った。

今日は満員なので、出来上がり時間に、また、お店に来てください。


私は、ナマステキッチンが満員になり。繁盛しすぎて、ナンロールのテイクアウトに気が引けるくらいになるのが、小さな夢だった。


今日だけかも知れないが、とうとう、この夢が、一日、叶った。


そんなこんなを語ろうとして後ろを向くと。ソファーには、笑顔の家内が、脚を指さして笑っていた。


この話を話すと、家内は、さらににこやかに言った。

これで、ひとつ、記事が書けるね。マッサージ、長めにやろうか。


マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。


家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。






だから。




これで、いいのだ。


■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。





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