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完結

突然の話だ。私が通っていた皮膚科クリニックが、年末に病院を閉じる。

一昨日、家内が教えててくれた。

あそこ、閉院するって。

「へいいん」という、あまり聞き慣れない言葉に、最初、実感が湧かなかった。だが、すぐに反応した。

えー!

あまりにも突然の知らせに、驚くばかりである。実は、今、次女が通っているのだ。次女は、最初、別の病院に通おうとした。ところが、あまりにも長時間待たされるので、しびれを切らして転院したのだ。私イチオシの、瞬間診療の、皮膚科クリニックに。

私は、本当に、気に入っていた。口コミサイトでも、高い評価を入れた。そして、私自身、何かあれば、これからは、ここに通おうと思っていた。

そんな、思い入れのあるクリニックが、突然の、お別れ宣言だ。

私が密かに、勝手に、あだ名をつけたのだが、のび太のお母さん先生にも、ちびまる子ちゃんのお母さん看護師さんにも、受け付けのポプテピピックコンビのお嬢様方にも、もう、会えなくなるのか……なんという、結末。

確かに、ここのクリニックの、ある口コミサイトの評価は、5段階評価で1.1だった。ただ、私が約3ヶ月通った中での実体験の評価は、かなり高いものがある。

私は、名残惜しくて仕方がない。全国のクリニックで、最も気になる問題点のひとつは、私は、待ち時間だと思うのである。この私のお気に入りのクリニックは、少なくとも、その問題点には、正面から向き合っていたように思う。

でも、世の中は、非情なものだ。口コミサイトが原因とは思わないが、お気に入りのクリニックが閉院してしまうなんて。

ああ無情、だ。

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