まちに生きる、ねこ

子ねこの季節

地球上でもっとも愛らしい生き物は?と聞かれたら、迷わず「子ねこ」と答えます。10年ほど町ねこたちを観察している間に、すっかり子ねこのとりこになってしまいました。
小さな顔に大きな目、軽やかにくるくると動きまわる姿は、なんともかわいらしい。
 春に生まれた子ねこたちが、外(社会)に出て来る季節になりました。あちらこちらで子ねこと出会います。町ねこ調査は、子ねこの成長も記録します。これから秋、そして冬と季節が移るにしたがって、子ねこたちが一人前のねこになるのを見届けます。
しかし、残念ながら、すべての子ねこが生き延びることはありません。いつの間にか、消えていきます。この愛らしい子ねこたちの中で、来年の今頃まで生きているねこは、2割から3割です。この厳しい現実もまた、調査記録として残していきます。
(塾長 中島)

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