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白い夏

朝と夜が最近涼しい。このくらいの心地よさが昔の夏にもあったが昔は昔、今はこの訳がわからない酷暑を毎年乗り越えなくてはいけない。

この酷暑のせいか今年の夏は食欲のなさと大量の汗によって体重が5キロくらい落ちてしまった。無駄な脂肪が落とされたと思うとこれでいいのだといった感じだ。第一誰にも気づかれないということは何も落ちていない気がする。体の何かが減ったということだ。こわい。

減ったといえばお昼ど真ん中に出ることは少なくなった。休みの日は朝一か昼過ぎ出ることが多い、このままじゃ夏と冬どっちが好きというお決まりの議論も冬に大きく傾きそうだ。夏が好きだがここままで暑いと冬好きになってしまいそうになる。

夏は暑いし台風もくる。よく考えると、とんでもない季節だな。

冬はいい食欲の秋というが冬こそ食欲の季節だと思う。まあ自炊するとなると鍋料理が週の半分を占めるだけだが。

温かい料理を食べると味がぼやけてるというか大味になってしまう気がする。夏だと素麺に大葉やみょうがなど細かい味を感じることができる。出汁を丁寧にとったら冬でも美味しいご飯を食べることができると思うがあまりそうのような手間はかけない。夏だとよく味わって食べるので量も少なくて済むというよりは食欲が皆無である。

もう来週からはもっと涼しくなる、そう思い込もう。秋だと思い込もう。じゃないと秋が感じられずそのまま冬に突入しそうだ。

夏は季節感のあることは特にしていない。強いて言えばフェスに行ったことくらいだ。日焼け対策が甘く無茶苦茶焼けてしまった。今も時計跡がくっきりと残っている。左腕が時計のベルトの形に沿って白い肌が陽に当たらず残っている。それをみるだけで夏を感じられる。そんな齢だ。

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