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雑記など

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哲学者紹介・ビジネスと哲学に分類されないけれど、どちらか、あるいは両方に関係する内容の記事のまとめです
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記事一覧

本の紹介:『ダーウィンの呪い』(2)

 今回は読者にとってトリビアとなるであろうものを紹介風に並べていきます。繰り返しになりま…

松岡鉄久
2か月前
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本の紹介:『ダーウィンの呪い』(1)

 今回は、本の内容についての前に外堀を整理したいと思います。 詳細と経緯 千葉聡著、講談…

松岡鉄久
2か月前
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暴力の連鎖を法によって断ち切ることはできない

はじめに ここでいう「法」は、いわゆる国際的に認められたもの(=正しい暴力)です。そのた…

松岡鉄久
6か月前
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ハングリーであれ。愚か者であれ。

 今回は、ジョブズのスタンフォード大学の卒業式でのスピーチ(2005年)を題材にしたエッセイ…

松岡鉄久
10か月前
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雑記:声/音への不快感――公共について

 今回はエッセイ風に「声」あるいは「音」について、最近のちょっとした話題に触れつつ、つら…

松岡鉄久
11か月前
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ヴェイユに捧ぐ#2:集団と人格

 河出文庫『アンソロジー』所収の「人格と聖なるもの」の偏った読解です。  「人格と聖なる…

松岡鉄久
1年前
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ヴェイユに捧ぐ#1:ボエシへの付論から

 ヴェイユについては「哲学者の紹介」記事として仕上げます。その関連として、今回は「服従と自由についての省察」というテクストを扱います。 はじめに いきなりぶっちゃけますが、私はヴェイユをなめていました。具体的には、イタリアン・セオリーなどに拾われることで現代的意義がある少数のテクストを遺した思想家……したがって、バタイユみたいなもんだろうと思っていました。  そういう軽い気持ちで、ヴェイユ研究の成果物である『シモーヌ・ヴェイユ アンソロジー』河出文庫(2018年)を読んだわ

雑記:なぜ人権が尊重されないのか

 今回は、エスポジトのペルソナ分析の「前」準備の内容になります。だから、記事としては若干…

松岡鉄久
1年前
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【雑談】冬休みの過ごし方

 比較的コンスタントに記事を投稿していたのが、年をまたぐタイミングで間があきました。その…

松岡鉄久
1年前
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書の短評(追記221222) 宇野重規『民主主義とは何か』講談社現代新書、2020年

書評じゃない  私は過去に(ペンネームで)書評を書いて掲載されたことがありますが、ちゃん…

松岡鉄久
1年前
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コロス(合唱):統治とアナーキー

 先日、読書ノートの記事が一区切り着きました。予告していたのは2冊なんですが、あらかたポ…

松岡鉄久
1年前
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雑記:西欧思想の未来は明るくない

 私は西欧哲学がアクチュアリティ(現実への影響力の実質)を持つ世代の最後尾にいるのかもし…

松岡鉄久
1年前
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世界について

 ぬるい話をします。本当はぬるくない話題でお伝えしたいことがあるのですが……最近、ラフな…

松岡鉄久
1年前
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雑記:タイパ(Z世代)

今回は、本当の意味で雑記です。 はじめに Z世代とか、タイパとか、このnotoやネットの記事で目にする機会が増えました。最初に、申し上げておくべきは、私は、それらについてまともに調べていません。その状態で、記事を書くとどうなるか。それを試してみる、というチープな試みです。そういうわけで、notoで取り上げている人、ごめんなさいね。一切見ていませんが、この記事を書いた後に覗かせていただきます。 タイパが何か分からない言葉の意味の不明さ  いや、タイムパフォーマンスの略だと