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インターンシップを『選ぶ力』と『参加する力』

「夏インターンシップ」の募集が一斉に始まりました。

企業、官公庁、団体から地元商店街まで、規模・期間・内容などさまざま。

インターンシップは、文科省の立ち位置である「教育の一環」という方向性はあるものの、受け入れ側にとっては人材獲得のための「自己PRの場」であり、「人材発掘の場」になっています。

企業の人事・採用が窓口になっているインターンシップは「人材発掘」広報部やCSR部などが企画しているインターンシップやイベントは「自己PR」や「企業ブランディング」の側面が強いかもしれません。

「インターンシップの選び方」については、多くの方が発信されていて、その通りと思います。

一方、「人材発掘」という側面に注目するなら、インターンシップを選択する基準は「志望企業」になります。

志望企業や志望官公庁・団体の「働き方や働く環境が自分の認識と違わないか」を確かめる、また、志望企業に「関心を持つ自分の存在を示す」という意味でもインターンシップに参加することには意味があります。

もちろん、インターンシップ参加とは無関係に採用になる応募者はいます。しかし、結果的に採用された学生のインターンシップ参加率が高いという傾向も現実にあります。

それは、早くから企業や官公庁・団体等の研究を進め、自分の職業観(しごとに対する価値観)との適合性を検討した上で、仮にでも「志望企業」「志望官公庁・団体等」を明らかにして活動した学生は、実際の選考が始まってからも力を発揮したということかもしれません。

インターンシップの参加にあたっては、先着順や抽選もあるものの、多くは「エントリーシート(プロフィールや志望動機)の作成」が求められます。筆記試験や面接があるところも。

つまり、受け入れ側は「応募者の本気度」をしっかり見ています。

参加人数、期間が限られたインターンシップに参加するには、「採用選考と同じくらいの熱意」が必要です。

インターンシップは「自らの職業観と一致する企業や官公庁・団体等に入職する第一歩」と捉えて臨みたいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!


写真:東北大学工学部総合研究棟(青葉山キャンパス)から見た仙台市内方向。

(続く)


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