よちよち短歌集6
まっくらな道をとぼとぼ歩いてる
小さなひかりも隕石のつぶて
あの夜に殴ってしまえば良かったな
きみの綺麗な歯並びを想う
「君たちは選ばれし者だ」
そうですか、誰とも話したくないです。
来年もM-1王者?当てようよ
ハズレとぼやく 今年の横顔
えいやっと 踏み出した足
白旗は右のポッケに入れておいたよ
爆弾を投げられなくて抱きしめる
湧いた愛着 気づかないふり
東京が祈りで逃げ場できらめきだった
18の夏、死の側はさむい
好きだった 神様みたいな男の子
にんじんを少し残す神様
反復の日々に逆らい進むひと
赤いピアスは 羨望のゆらゆら
息を吐く 電車をひとつ乗り過ごす
おにぎりは今日も君の味方さ
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