見出し画像

オンラインで研究会を楽しんじゃおう!~中・中村のたのしい研究の語り場紹介~

※写真の掲載については、参加者に許可をもらっています。



はじめに 
オンライン研究会「中・中村のたのしい研究の語り場」について

場所:オンライン
時間:毎月第3土曜日 13時~
内容:主に資料発表。また不定期開催ではありますが、授業プラン体験&講演も行っています。
主催者:中一夫さん・中村文
連絡先:『月刊たのしい授業』(仮説社)全国サークル&研究会案内に記載
     

きっかけは2020年・新型コロナウイルス

 中一夫さん(東京・小学校)は仮説実験授業研究会の中で、
いじめ・不登校・教育相談・学力低下・進路指導・道徳・戦争・中東情勢…などなど
多岐にわたる研究をされている方です。
(中学校教諭をされていましたが、現在は小学校に勤務しています)


さて、中さんは、
2020年2月まで、
仮説社にあるやまねこラウンジで
「たのしい研究の語り場」(通称・語り場)を主催していました。

しかし、2020年、新型コロナウイルスの流行により、
全国一斉休校や外出自粛などが起こりました。
人が集まることさえ阻まれてしまい、
各地でのサークルや研究会も開催できなくなりました。

私は以前から、東京に遊びに行ったときに
語り場に参加していましたし、
中さんを講師に呼び、地元で講演会を主催するなどして、
中さんと交流がありました。

しかし、…コロナ禍では、人が集まることができません。

その時ちょうど、
研究会でオンライン会議ができるZOOMを教えてもらいました。

そこで、中さんにもZOOMを紹介し、
オンラインで語り場をやってみました。
すると、全国各地からいろんな方が参加してくれました。

はじめた頃は
コロナウイルスについての世界の感染者数について
コロナウイルスとは何なのか?
そして教育現場での悩み、
各自治体での取り組み方の違い、などなど
…とにかく、現場は大混乱!!

そういう内容もざっくばらんに話をしたり
全国の方々の話を聞いたりする中で
「オンラインでも、たくさん集まることができ、そして知恵を出し合い、明日につなげていくことができるんだ!」 
と、オンラインで開催する良さを知ることができました。

そして、2020年以降「中・中村のたのしい研究の語り場」として
オンライン研究会を始めることになったのです。

ちなみに2020年はほぼ毎週やっていたような気がします💦
あの時みんな大変だったんでしょうね…(遠い目笑)

当時研究会で紹介した語り場紹介マンガ。(当時、中さんは中学校教諭でした)


現在は…

コロナも落ち着きましたが、全国各地の方々が瞬時に集まれるオンライン。
ですから、2024年現在も続けています。(一応1年ずつ更新)

コロナ禍ではほぼ毎週開催でしたが、
そこから月2回…となり、
2024年は、月1回・第3土曜日にしています。

毎回の参加者は、25~30名ほど。
(実は今までに最大48名の参加がありました。これを私は「KTB48」(カタリバ48)と呼んでいます💦)

カメラオンにしているのは、数人。
なぜなら、
マイク・カメラオフもオッケーだからです。
ですから、
出先で参加してくださる方も。
はたまた職場で聞いてくださる方もいらっしゃいます。

参加している方々は、「ラジオ感覚で聞いている」 らしいです。

ギャラリーにするとほぼ画面真っ黒ですが、カメラオフ参加もオッケーにしています。


資料発表は、主に画面共有で行います。

資料発表をしている様子

司会は、主に私が行っています。
そして、資料発表をされているときに、
「もっかいここ教えてほしい!」とか
「ちょっとひとつ聞いていいですか…?」とか、
まぁ、よく質問してます笑

実は、オンラインで始めた最初の頃、
私ばかりが、中さんや資料発表者と話していて
「聞いている人たちは大丈夫なのかな?」と
思っていましたが、
参加者から
「文さんの質問は、代表して聞いてくれているからいい」
「反応して聞いてくれるからいい」
といわれたので、
その運営方法で現在も行っています。

また、参加されている方は、チャットで反応もしてくれます。
4月20日に行われた語り場のチャットでは‥

参加者はこんな感じで反応してくれます。ちなみにこの時はCanva紹介とnoteアカウント「たのしい教師生活をはじめよう」の資料発表をしていました。


オンラインの良さを生かして

オンラインの良さ…といえばやはり、

瞬時に全国の人が集まれる

ことじゃないかな?と思います。
そこで、全国の先生たちの話が聞けますし‥。

また、悩み相談もありますので
(中さんはまじで悩み相談を聞いてくれるプロだと思う)
資料がなくても
話してもらう ということもしています。

というか、私がよく悩むんです。
その悩みを聞いてもらっていることも多々ありますね…笑

とにかくすぐに集まれること、
そして人と話すのが好きな私は、
話をしたり聞いてもらったりして元気になっている と思います。

参加者の感想

参加者の感想を紹介します。

 久しぶりの参加で、資料発表もさせていただき、ありがとうございました。文さんが怒った話。私も絶対怒ると思います。
 でも、文さんが偉いのは、なぜ怒っているのか、何に怒っているのかを文章で伝えていること。「あなたがしたことは、怒られるに値することなんだ」ということをきちんと伝えることは大事だと思います。
 Mさんの発表は、おもしろいです。いつもそうだけど、今回も勉強になりました。「何を食べてきたか」から、食生活の変化が分かるのはもちろんだけど、社会の変化が読み取れるのにビックリしました。高齢化も数値に表れているのですね。Mさんの目の付け所がすばらしいなと思いました。
Nさんの題名の覚えちがいは、聞きながらずっと笑っていました。(ミュートにしてたから、皆さんにはもちろん聞こえませんが)本になるくらい覚え違いがあるのですね。
 Sさん、不登校対応や、教務の仕事、卒業式の仕事、キャパオーバーでしょ、というくらい仕事を抱えて、本当によくやってこられたと思います。次は、少しは仕事が軽減されますように。
 中さんの「足るを知る者は富む」は、いろいろ考えさせられました。次の年度も現場で働くことを選んだ自分。できることしかできないけれど、目の前の子どもたちが「楽しい」と言ってくれるような授業ができるようにがんばろうと思いました。

3月の感想より(一部編集)

久し振りに参加できとても楽しかったです。
中さん、文ちゃん、いつもありがとうです!

・文ちゃんの話聞いていてnoteやcanva、楽しそう。
いつも聞いてるだけなんだけどとりあえずnoteに登録しました!

・中さんのいじめの話で。「本当に寄り添ってじっくり聴くという」こと、わたしできているかなと思いました。「誠実につらさや思いに共感する」ことが相手に伝わっていないと、いくら聞いても「聴いた」ことにはならないのだなとあらためて思いました。「証拠がため」「記録残し」のような聞き方にならないよう気をつけようと思います!

・首振りドラゴン
知っているもの作りでもこうやって紹介があると「ああそうだった。やりたい」となるので、いいですよね。

・Nさんの発表はいつも圧巻です。算数やりたくなりました。

語り場が今年度もあることに感謝します。
私も来月は資料を書きたいです。

4月の感想より(一部抜粋)

こちらの感想は、毎回通信で紹介させていただいています♪
感想を読むたびに、私も勉強になります。ありがとうございます!


その他・研究会の運営について

私が、運営で気を付けていることはこちら です。

・資料はGoogleドライブに
・通信配信(ZOOMのURLも含めて)

資料は、事前に私のメールに送ってもらいます。
(語り場を行っているときでも可)

その送られてきた資料をGoogleドライブに入れて、
不定期に送信している語り場通信(メール)に
URLを掲載して配信しています。

ですからオンラインに参加されていなくても
語り場通信で資料を読むことができます。


メール前半にURLを貼り付けています。


ドライブはこちら

ドライブの中は届いた資料がはいっています。


参加してくれている人も、私も気持ちよく運営ができたらなーなんて思いながらやっています。


おわりに・オンライン研究会について

読んでくださってありがとうございました。
オンライン研究会!?楽しそうだなぁ や
いやいや、大変なんじゃないの? という感想も
持っている方も
いるだろうなぁと思いつつ、
この記事を書いています。

興味のある方は、
ほんと「ラジオ聞いてみよう」みたいな感じで
参加してもいいかな?と思います。

途中入室・退室オッケーですし、
マイク&ビデオオフもできるので
そのあたりはキラクかも?なんて思ってはいます。
(ただ、入室した時には誰だかわかるよう、名前を表示してもらっています)

参加してみたい、
もしくは、
今早急な対応が必要 や、
気になってること などがあれば、
ぜひ事前に下記に連絡してみてくださいね!


全国(またはオンラインも含む)のサークル・研究会案内は
月刊『たのしい授業』4月号にも掲載されていますし、
仮説実験授業研究会準公式サイトにも掲載されています。

ちなみに仮説実験授業研究会内のオンライン研究会は、
コロナ禍で増えたと思います。

そして、
8月には、たのしい授業オンライン講座も行われますよ!

ぜひとも♪



追記① 中さんの著書

中さんの著書はこちらです。

(まだまだありますが、今回はこんな感じで。品切れのものもあります)

⤴めちゃめちゃいい本です。学校現場だけではなく、生き抜く知恵が書かれています。とある企業研修でも取り扱われたという本です。

⤴この本読んで泣きました…。日本の戦争を終わらせるのはこんなにも大変だったのか と思いました。この人たちがいたから今の私たちがいるのではないか?と思います。

⤴この本は、中一夫さん監修となっています。が、最後の資料〈先生たちの悩み相談を受けて思うこと〉に書いてある、「自分を守るための5つのアドバイス」…これがほんとにいいです。これから生きていくうえで必要なことだと思います。私もとってもつらい時に実践していました。またこちらの本には私の資料〈しかることへのためらい〉も掲載されています。


追記② 中さんと私の共同で行ったお仕事

2020年に、中さんの資料をもとに、
「新型コロナウイルスについて」の動画を作成し、
仮説社YouTubeで配信しています。
(現在、動画の説明に書いてあるGoogleドライブのリンクは外しています)



また、中さんのプラン〈かぜとインフルエンザ〉(『たのしい授業』No.503 ・『たのしい授業』No.504 に掲載)を、中さんが読本も作成していました。それをマンガ化して、Xに掲載しています。
 

(おしまい)
※メンバーシップ限定の記事ではありません。ご了承ください。

ここから先は

0字

たのしい教師へのトビラ

¥100 / 月
初月無料 あと70人募集中
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?