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ノートブック -- 日々徒然

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エッセイ、日々の徒然、身辺雑記をまとめています。
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記事一覧

短歌の勧め

絵を描くのが好きだった。絵を描いていると、絵の中の世界にとっぷりと浸ることが出来た。 ま…

贅沢な時間

最近我が家で密かなブームとなっているのが、ラジオである。 金曜夕方に放送されているNHK第1…

ミッドライフ・クライシスと最近の不眠について

不定期的に不眠の症状が訪れる。 はじめてその症状を呈したのは中学生のときだった。 中学生と…

謎の栗おこわソースから得た教訓

昨日の夕食は弁当だった。妻が東京やら日本橋やらを巡る買い物のついでに、デパートで買ってき…

左利きエトセトラ

昔から人と違うことが好きだった。 人と同じであることには退屈さを覚えた。 無理して違うよう…

受け継がれる味 -- 我が家のお好み焼き編

 大阪出身の僕が外でお好み焼きを食べるときは、決まって広島風の店を選ぶ。広島焼は自分では…

あの日の卵かけごはん

子供の頃は極度の偏食だった。ジャンクフードかお菓子を除けば食べられるものより食べられないものの方が圧倒的に多く、三食の時間がいつも苦痛だった。今から思えば負けず劣らず偏食だった父からも、「お前は本当に好き嫌いが多い」とあきれられていた。そんな自分の数少ない「食べられるものリスト」の中にあって、おいしく食べられる、大好物というべきメニューが卵かけごはんだった。  いつから卵かけごはんの味に取りつかれたのか、記憶は定かではないのだけれど、卵かけごはんが我が家では「禁断のメニュー」