見出し画像

今を大切に生きることは、優先順位と断る勇気も必要ということ。


今は、活動をするための準備期間で、
現地語の語学の訓練を行なっている。

限られた数週間という時間しか、
現地語をちゃんと授業として受けれる時間はない。

フランス語ができる前提で進んでいく授業は、
日本語での説明はない。

フランス語がわからないから、
英語でも説明してもらっている。
ノートは、現地語とフランス語と英語だらけ。

英語を理解できる部分は、
そのままだけど、
理解できない部分は、
とりあえず授業で先生が話していた英語を
そのまま書き写して、授業終わりに日本語に訳し、
それを現地語に直して、フランス語と合わせて
覚えるようにしている。

3カ国語を一気に覚えている状態で、
ただでさえキャパが少ない頭は一杯一杯。

1日のノートをまとめて、
毎日4ページくらいでる宿題をして、
もう直ぐ現地語での自己紹介があるので、
その準備をしていると、
本当に寝てる暇がないくらい。

昼と夜は、自炊をしなければいけない。
コンビニでカップラーメン買うとか、
そんなことはできないから、
買っていたパスタを茹でたり、
野菜を炒めたり、
停電のタイミングにぶつかれば、
ますます時間はかかるし、
結構毎日時間が足りないくらいだ。

そんななかで、
最近日常になった、日常。
「こどもと遊ぶこと」

先週の前半まではよかったのだが、
後半から自分にも余裕がなくて、
なかなか子どもの相手をすることができない。

ゲストハウスの2階の踊り場に大きな机を並べて、
授業をしているので、
下から上を見上げると姿が見える。

子どもたちが学校から帰ってくると、
上を見上げて「ナルミィ〜」と、手招きをして
呼んでくれる。

断ることもできず、全力で遊んでいると、
あっという間に時間がすぎる。
疲れて、20分寝ようと思ってると、
ついつい夜中まで寝てしまってることもあった。

そうやって宿題はどんどん溜まり続けた、
先週。

授業が終わると、子どもたちに見つからないように、部屋に篭った。
部屋に机はないので、キャリーを机にして、
勉強をした。

外から「ナルミィ〜」と呼ぶ声が聞こえてくる。
つい顔を出してしまいそうになるけど、
必死で我慢した。

その日、夜、子どもたちのキラキラな笑顔が
思い浮かんだ。

日本では、
約束する時は「ゆびきりげんまん」をするんだよ。

じゃあ明日も遊ぼうの「ゆびきりげんまん」

子どもたちとそう約束したのに、
約束を守ることができなかった先週。

自分にすごく反省した。

コソコソするんじゃなくて、
ちゃんと子どもたちと向き合って、
「勉強をするから遊べない。ごめんね。
終わったら遊ぼうね。」
その一言をちゃんと言えばよかった。

そんな気持ちがぐるぐる頭をめぐった。

溜めまくった宿題、10ページを
週末に必死でやった。

久しぶりに今日はちゃんと、子どもたちと遊んだ。
日本語も教えたし、私の地元の紹介もした。
日本の写真も沢山見せて、
「日本に行きたい。」そんなことも言ってくれた。


これから本格的に活動を始めて行くと、
きっといっぱいいっぱいになることがあると思う。
それは、ここだけじゃなくて、
日本での仕事においてもそう。

大事なのは、断る勇気と、
今の自分に何が必要なのかという、
優先順位をはっきりさせること。

中途半端は1番良くなくて、
自分も相手も傷つけてしまう。
気になって気になってしょうがなくなる。

また一つ、子どもたちに学ばせてもらった。

自分ではなかなか気づかないことを、
気づかせてくれるのは、
経験と人との関わりだと感じた。

「今」という、「今」しかない時間。
全てが大切な時間だけど、
ときには決断と犠牲も必要になる。

時間は限られているのだから。


小さいことかもしれないけど、
日本や私の地元が世界に少しだけでも、
知ってもらえるきっかけになれたら嬉しい。

この子たちが、大人になって日本に来たら、
たくさんの場所に連れてってあげたい。

日常の中で、大変なことも多いけど、
素敵な音楽を聴くと何だか
頑張れそうな気がしてくる。

音楽は、本当に心の支えだ。
最近聞いている曲。
歌詞が今の私にはなかなか読解が難しい。
だけど、「your my number one」って歌詞が、
背中をすごく押してくれる。
「君が1番」
なんて、素敵な言葉なんだ。

とりあえず、ポジティブに明日も、
生きていく。


ピースを忘れた私(日曜日)。なんだかんだアフリカの地で色々感じながら元気に過ごせています。


https://youtu.be/Jh5SyeZgDRo?si=S0tFvhoMQ-TDbWnY

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?