秋の乗り放題パスで大阪遠征1:カレーが食べたいから何故か岐阜へ
今年は秋の乗り放題パスの季節にちょうど(?)フジファブリックデビュー15周年記念の大阪城ホールでのライブが行われることになっていたので、遠征を兼ねての旅をすることにしました。
例年、秋の乗り放題パスの時期には、北東パスでは行けない西に向けての旅をすることが多いのですが、そうすると真っ先に頭に浮かぶ京都に関しては、少し前に音博で訪れていたのと、少し後に時代祭で訪れる予定があったため今回は候補から外し、三日以内に鈍行で往復できる距離となると、大阪以西はやや厳しいので、大阪を最遠地に設定し、東京との中継地点である岐阜で二泊することにしました。
というのも、岐阜には元エリックサウスの方が開いているバーがあり、そこでカレーが食べられると、名古屋に住む元同僚から聞いていたのです。バーで夜しか開いていないとなると、乗り鉄旅の帰りに寄ることはできないし、これは良い機会だと。
というわけで、始発電車に乗り、長い長い静岡県を耐えに耐え、やってまいりました。(富士駅付近の富士山の写真は、寝落ちで撮り損ねました。笑)
まずは宿に荷物を預け、食事へ向かいます。岐阜らしいものって何だろう?(カレーのことしか考えてなかった)・・・飛騨牛だ!(他に知識がない)というわけで、お肉モードに。
飛騨牛一頭買いで出しているお店があるとのことで、訪問。お昼のコースはとても良心的な値段で、品数も多くすばらしかったです。
せっかくなので、特選肉のすき焼きコースにしました。
見て見てこの肉。とてもやわらかくて甘くて良い肉でした。
他の和牛の有名なエリアでもお肉屋さんで色々お肉を食べてきたけれど、多分一番満足度が高かったと思う。価格も他のエリアより抑えられていたのにすごい。
あっという間に完食し、デザート。はあ~いい肉だった~。
心から満足した食後ですが、さて、これからどうしよう?(ライブとカレーのことしか考えてこなかった)となり、ランチでわりとゆっくりしてしまったのもあり、あまり遠出はできないので、数年前に訪れた長浜にまた行ってみることにしました。
到着。
駅から商店街のほうへ向かい
草もちを買ってパクついたり
商店街や黒壁スクエアーのあたりをしばし散策。
岐阜でカレーを食べる前にデパートでお菓子も買いたいなと思っていたので、名残惜しくはあるものの、早めに岐路へ。
駅から眺めた長浜城。城のところまで歩いていく時間がなかった・・・
茶餅を頬張りつつ、電車の時間と岐阜のデパートの閉店時間を調べると、既に間に合わないことが発覚!閉店が18:30とは・・・
それでは仕方ないと、昨年訪れた大垣のデパートに寄ろう、あっちだったらぎりぎり間に合うはず・・・と軌道修正し、大垣で下車。急いで向かったのですが
なんと、この八月末で閉店してしまっていたそうです。
平和堂のグループだったんだね。
地域に根ざしたお店だったんだな。
ここ数年、乗り鉄旅で訪れた色々な町で、デパートや大型スーパーなどの閉店を数多く目にしています。函館のデパートもそうだし、松本や長岡の駅前のスーパーが無くなったのも驚きだった。色々な理由があるのだろうけれども、やっぱり、総じて地方都市は大変なんだろうなという印象が強くあります。
とはいえ、都内でも、営業時間の短縮や休業日の設定がどんどん起きている。これには働き方改革というのも関係してはいるんだろうけれども、それよりもむしろ社会や経済、人々の疲弊という、地方と同じ「停滞」「縮小」によるものであるように感じられることも多い。
日常世界でも、旅先でも、社会の先細りというか衰退、光が見えない感じを目の当たりにするのは切ないです・・・
なんて、ずいぶん脱線してしまいましたが、話を戻すと、そう、カレーです!笑
デパートの閉店時間に合わせて戻ってきたので、バータイムには早いかな?という時間帯だったんだけれども、入ってみたら既にお店は満席で、にぎわっていました。少し待って着席。
せっかくなのでチャイをオーダーし、
お待ちかねのカレー。おー見事な南感。おいしく頂きました。
食後は、一度宿に戻り荷物の整理などをした後、(訪問が間に合わなかった)デパートを散歩がてら探しに出ました。
しかし、歩いている途中で、周辺地図を見つけたら、長良川や岐阜城というのが載っている。いまいち距離感がわからないけれど、道は難しくなさそうだ・・・だったら・・・!
というわけで、例によって軌道修正。(やっぱりいきあたりばったりです。)
駅前から続く長良橋通りという道をひたすら歩いていけば長良川まで行けるとのことだったので、本当にひたすら歩きました。平面移動であればだらだら長く歩ける人なので。笑
満開の金木犀を見つけてにっこり。(明日、赤黄色が聴けるといいな)
岐阜市役所前の鵜の像。(長良川というえば鵜飼だよね!)
市役所から20分くらい歩くと山の上に城が見えてきました。(何か登るのにちょうどよさげな大きさに見えるけど、あの山には登れるんだろうか?)
さらに20分くらい歩くと橋に到着。
しかし鵜飼のシーズンではなかった。残念。
夜の静かな水辺、好きだな。
橋の近くには良さそうな公園もあったんだけど、さすがに歩く時間がなかった。
何かの門の上に光る城。
この後また1時間弱歩いて戻るのかと考えると心が折れそうになりましたが、折れたところで埒が明かないので、またひたすら歩いて帰ります。
大垣のお菓子屋さんで買った栗と巨峰の生菓子が待っているぞと気合いを入れ、歩いて歩いて、とにかく歩きました。笑
長い長い一日でした。
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