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マリーナを舞うドラゴンと今年の抱負

先週2月10日に旧暦の元日を迎え、2024年がスタート。
今年は辰年(ドラゴンイヤー)ということで、街中は赤で彩られ龍のイラスト、モニュメントに溢れてとても華やかなムードです。

仏牙寺の前に出現した可愛い?辰モニュメント

干支一周分を中華圏で暮らしている私、旧暦の年越しが近づいて来ると、徐々に街が盛り上がりを見せるので、ローカルの人と共に華やいだ気持ちに。一体感が生まれる大好きなシーズンです。

今年は次男妊娠から2回目の辰年。
予想外なことや大きな変化が起こると言われるドラゴンイヤーでみたドローンショーのこと、今年早々の雑感、自分自身の抱負などを記録したいと思います。

中華圏にとって辰年は特別な年

旧正月のなかでも、辰年は中華系の人にとって気合の入り方が違うなぁとしみじみ思った今年のドラゴンイヤー。
12年前数ヶ月だけ香港に滞在していた年、私は下の子を妊娠していて妊娠と同時に産院を探してましたが、8ヶ月先の出産予定日付近の予約が取りづらかったことを覚えています。
毎年それぞれの干支で旧正月は盛り上がるけれど、シンガポールで12年ぶりに辰年を迎えて思ったのは、シンガポーリアン(中華系)の気合の入り方が違う!ということ。
その理由はおそらく、「龍」が十二支のなかでも唯一の創造上の動物で、雄大さ、強さ、知性、繁栄、富を体現していると言われる干支だから。
戦争や震災など災厄の多い昨今の時世も影響しているかもしれません。

シンガポールのいろんな場所でイベントが行われていましたが、一番気合が入ってるなと思ったのが、マリーナベイのウォーターフロントで開催されていたドラゴンのドローンショー「Legend of the Dragon Gate」です。

ドラゴンのドローンショーがマリーナで開催

このマリーナベイサンズ主催のドラゴンのドローンショーは、なんと10分間無料で1500機のドローンによる光と音楽のショーが繰り広げられるというもの。
神話「竜門伝説」の中の物語で、鯉が山から湧き出る滝を登り、そこに佇む竜門をくぐると龍に変身するという繁栄を象徴した内容を再現。

海から空まで大胆に急上昇する神話のドラゴンは、すべての人に繁栄と富を授けます。マリーナベイサンズは、最も壮観な旧正月の到来を告げる壮大なお祭りでウッドドラゴンの縁起の良い年を迎える予定です。

Marina Bay Sands

私はマリーナベイファイナンスセンターの近く(マリーナベイサンズから見て西側)にいたので正面からは見れませんでしたが、それでもドローンによるドラゴンが夜空を舞う様子にただただ感動。
蝶が舞い、「春」の再現、鯉が竜門をくぐる様子、そこからドラゴンが出現する場面で息を呑んで鑑賞していました。

花から蝶に変身
春の文字の再現
鯉が竜門をくぐる様子
ドラゴンの登場!

私個人の抱負と願い

辰年は富と繁栄をもたらし、そして予想外なことも起こるらしい、と書きました。
不思議なことにそう言われると当たっているような、予想だにしなかったことが新年早々起こるなぁと思います。
ずっと受講したいと悩んでいた出版企画の講座を勢いでオンライン受講したり、
もう義務から解き放たれたと思っていた役員仕事を今年もすることになったり。
最終的に自分ですると決めたこともあるけれど、7年以上シンガポールで暮らしながら、まだ経験したことのない新たなステージに立っているのかと思うと、不安と共に「まだシンガポールで未経験のことがあるんだな」とちょっと感慨深かったりして。

干支ごとに占いが書かれたパネルが至る所に

私のドラゴンイヤーはそんな想定範囲外の幕開けでしたが、「とりあえず健康第一」をモットーに「今したいことは実行する、実行できるように種まきをする」を抱負に「義務も自分のステージが上がる時だから」と信じて今年も頑張りたいです。

そして世界の情勢が少しでも良くなりますように。ドラゴンイヤー、空に登る龍のパワーで愛と平和に満ち溢れることを願っています。



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