インテリジェンスの実践

先日、たまたま馴染みのバーに行き、偶然会った前に私が所属したギャラリー(名古屋市、ギャラリーHAM)の顧客で、私の制作費面で支援されたこともある地元企業(加藤化学)のK氏に、電話番号を聞かれた。あちこちに私の名を売り込んでも良いか?と言う。いろいろ話していると、会田誠の「バーカ」という落書きの作品を買ったとか(この時点で、私はかなりの冷静になっている)。先日も森美術館の館長・片岡真美氏に引率され、大林組の会長・大林剛郎氏と一緒に美術館を回ったところだと。私は電話番号を教えた。私は(茂木健一郎氏の言う)「忍者」をやってみたということですね。と言うか、私はずっと忍者ではないか(=intelligence)。アトリエにもあえてK氏を招き、いろいろと情報は引き出せた感触。もちろん、私の名を「あちこちに売り込む」という氏の(浅薄な)欲望は、会話の中で私からつぶさに破砕して。美術家の私にとっては、そのようなリスクをとる「実利」より、「インテリジェンス」の方が真に重要なものなのですね。

ちなみに、この企業は、愛知県内の有力企業。例、海外事業展開の規模が大きい。

参照。

日本の美術館の学芸員に共通の問題|加藤 豪 #note https://note.com/naar/n/naf522ebf85c2

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