どうあがいても、クソ。 ©大川ぶくぶ／竹書房・キングレコード

原作 大川ぶくぶ　シリーズディレクター 青木純、梅木葵
アニメーション制作 神風動画 他

2018年1月～3月（TVSP 2019年4月、再放送 2021年10月）
全12話＋TVSP2話

ちゃんと、どれもこれも面白くなかった笑　何も心に残らない。ていうか心にまで届かない。表層で、見た瞬間からすぐに消えていく、くだらない妄想。さすがクソアニメ。

しかし、クソにもクソの価値がある。どんなものでも見方を変えれば、違う面が見えてくる。ゴミがお宝に変わることもある。もしかすると、重要な何かを解く鍵が潜んでいるかもしれない。

とりあえず、ポプテピピックエンドレスループ体験に浸ってみる。何も考えず、呼吸を整え、リラックス状態で、心を無にする。そして、このクソ映像を延々と垂れ流す。

始めは視覚で捉えて見ているが、そのうちに心で捉えて観るようになる。すると闇の中から突如一筋の光が立ち現れる。脳内で何かが煌めき、世界の真理を解き明かす。

そんなポプテピピック体験などあるはずもなく、現実はただただ虚無的な世界があるだけだ。「無」。世界は無で溢れている。どんなにあがいても無からは逃れられない。

人間がすべての事に、どんなに意味づけして、価値創造を図っても、本質である無には変わりはない。そんな虚無的・悲劇的な世界で、人間はどう生きるべきか、どう有るべきなのか。

そんなことを考えさせられるのが、ポプテピピック体験の恐ろしさなのだ。人類よ、目覚めよ！　とかなんとかテキトーな事を書いて、なんとか感想文を作り上げられた笑。

でも本当に、効率や有意義なものを求めすぎる現代で、こういう「無駄」なものが必要なんじゃないか。「無駄」を排除するよりも、受け入れるような懐の大きい、そんな社会であってほしい。

そういえば、これを見ているときにちょうど、2期の発表があった。けっこう話題になっていたので、好きな人多いんだな。まあ個人的には、特に楽しみでもないけれど笑。

クソでした！
無駄をありがとう(^_-)-☆

☆\(^^)/★