人に好かれたいと虚勢をはったり、過剰に気配りをしたりする人がいますが、実は逆効果です。

無理をしている人の横にいても落ち着かず、安心感を得ることはありません。

みんなに好かれようと考えると、完璧になろうとしてしまいます。

完璧にみせることは、隙がなく、人間味がないと感じさせてしまいます。

一生懸命努力をして、より良く見せようとしているのに、その姿勢が相手に不快感を与えてしまっているのです。

人に好かれるには、正直で素直であることが大事です。

正直といっても、何でも思ったことを言ったり、思うがままに行動することではありません。

よく他人に好き放題言って「私は正直ものだ」なんて顔をする人がいますが、それは辛辣であって正直ではありません。

正直とは、まず自分の価値観や能力を受け入れることです。

親や大人たちなど他者から植え付けられた価値観ではなく、自分の中にある特有な価値観のことです。

得意なことも苦手なことも、そのまま受け止めることが正直になれる第一歩です。

自分をより知り、その自分に正直になりましょう。

そうすることで、他人の価値観を尊重し、受け止めることができます。

他人に自分の価値観や能力の有無を否定されずに受け入れられたとしたら、どう感じますか？

きっと「良い人」「好きだな」と思います。

「嫌いだな」と感じることはないでしょう。

自分を知るにはどうしたら良いのか。

幼い頃を思い出しましょう。

友人に囲まれて過ごす時間が楽しかった。

1人で漫画を読んでいることが好きだった。

そんな些細なことなど自分の内側から湧いてくる感情を知りましょう。

人それぞれが色んな感情を持ち、違う価値観を持っていることを理解できれば、寛容になれます。

そうすれば人から好かれるようになるでしょう。