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精神科看護師に向いている人、向いていない人

精神科には他の病院にはない特性が多くあります。

一般の病院は、体調が悪いと患者自身が受診して、治療を行います。

しかし精神科の患者は病気だと自覚していない人も多く、本人は治療が必要だと感じていないことがあります。

ですので、治療を嫌がる患者を説得して治療する必要があるのです。

入院も同じで本人が望んでいなくても、治療のために入院を強制することがあります。

そのような状況で、精神科看護師として働くには向いている人、向いていない人がいるように思ます。

精神科看護師に向いている人

話を聞くのが好き
患者はとにかく自分気持ちを理解して欲しいと思っています。社会や家族が自分のことを理解してないと感じているからです。ですので、しっかりと話を聞いてくれるだけで、落ち着く方も多くいらっしゃいます。

自分の考えを押し付けない
患者は非常識な考えや非現実的な会話をします。それに正論を言っても意味がありません。僕たちも体に悪いとわかっていても、ファーストフードは食べるし、お酒も飲みます。それに対して細かくいわれたら、その人とは話したくないですね。

おおらか
患者の状態が悪い時、暴力や暴言、嫌な態度、嫌な言動があります。それに反応して感情的になっていては、冷静な判断や的確な治療ができません。俯瞰でみることが重要です。

ユーモアがある
患者は思考の偏りが強く、多角的に物事を捉えられない人が多くいます。ですがちょっとしたユーモアが患者の視点を変えたり、ストレスの緩和につながります。

危機管理能力が高い
患者は過敏になっている事があります。鈍感な人はそれに気づかず刺激してしまい、暴力を受ける事があります。心理的距離や物理的距離を上手にとるためにも、自己防衛能力は必要になります。

精神科看護師に向いていない人

メンタルが弱い
感情の起伏が激しく、患者の行動や言動に左右されてしまいます。お互い身を削ることになります。患者と接する前に、自分のメンタルを考慮しておく必要があります。

せっかち
業務が捌けていて、すごい看護師だとは思いますが、精神科では悪く作用することがあります。できるだけ患者のペースで援助を行わなければ、アドヒアランスを高めることができません。「急がば回れ」くらいが丁度良いでしょう。

忍耐力がない
精神科の治療は長期になることが多く、入院を繰り返す事もよくあります。そんな患者に対して根気強く看護するためにも忍耐力は必要になってきます。

潔癖である
患者の中には生活能力が低く、ゴミ屋敷だったり、排泄のトラブルだったり、不潔であることが多くあります。潔癖である方には辛い環境だといえるでしょう。

まとめ

簡単ですが、僕の独断と偏見で向いている人と向いていない人の特徴を書いてみました。

もちろん例外はあるでしょうし、働きながら変化していく事もあるでしょう。

もし精神科看護に興味があり、自分に合いそうか悩んでいる方は、この記事が参考になると幸いです。

僕自身も「向いてないな」と落ち込んだり、悩んだりすることはよくあります。

決して向き、不向きだけで、興味のあることを諦める必要はありません。

向いてる人になるには自分に何が必要かなと考えて、成長していけばいいのです。

僕も少しずつ成長していきます!

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