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「ついやってしまう」には必ずきっかけがある

こんにちは、心理士のなべたです。

この記事では、僕が参加しているギャンブル依存プログラムのある日の内容をご紹介します。

今回のテーマは、「行動のきっかけ(認知行動療法)」と「過去の自分にかけたい言葉(ミーティング)」です。

依存症を抱える人は自分の体験と照らし合わせてみてください。

そして、依存症と接点のない人は、依存症の世界を知る一つの読み物としてふれていただけたらと思います。


行動には必ずきっかけがある

「やりたくないのにやってしまう」
「我慢できずにやってしまう」

このような経験は、多くの人が持っています。

実は、僕たちが何か行動をするとき、その直前に何らかのきっかけが必ずあります。

「暇だから」スマホを見る、「お腹が空いたから」お菓子を食べる、といったように。

ギャンブル依存のグループでは、ギャンブルをしてしまうきっかけとして、

「給料日」
「時間が空いたとき」
「満たされていないとき」

などが挙がりました。

「無意識のうちにやっていた」「ただ習慣だった」「だからきっかけなんてない」という言葉もよく耳にします。

これらは、一見するときっかけがないように思えます。

しかし、定時に食事を思い出すのと同じで、実は「時間」という見えないきっかけが隠れているのです。

なので、もし、あなたが変えたい行動や習慣があったら、まずそのきっかけ探しから始めてみましょう。

「過去の自分にかけたい言葉」を語る

過去に戻って、あのときの自分に何かアドバイスを送れたら…

そんなことを考える瞬間が、あなたにもあると思います。

もし時間を逆回しにして、必要な励ましや大切なことを過去の自分に伝えられたら、どんなに素晴らしいだろうと思いますよね。

僕たちのグループでは、過去の自分に伝えたいことが人それぞれでした。

「「覚悟はあるのか」と問いかけたいという人もいれば、「大丈夫だよ」と後悔せずに前向きな言葉を掛けたい人、特に伝えたい言葉がないという人もいました。

「あのときこうしておけば…」という後悔は、今後の人生のための貴重な学びになります。

過去の自分に優しい言葉をかけることで、自分自身を受け入れることにつながるのです。

そして、「どうしてそんなに愚かだったんだろう」と自分を責めるのではなく、「その時はベストを尽くしたんだね」と肯定的にとらえることが重要です。

まとめ

今回は、「行動のきっかけ(認知行動療法)」と「過去の自分にかけたい言葉(ミーティング)」をお送りしました。

ぜひ、あなたが変えたいと思っている行動のきっかけを探ってみてください。

そして、過去の自分にかけたい言葉を考え、人生を豊かにするヒントを得てみましょう。


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