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旅行記スタート! COUCOU PARIS part3 NO.1

2008年から2017年までの9年間で7回渡仏し、パリのアパートを借りて暮らした日々をまとめて「COUCOU PARIS」という題名の電子本を出版しました。
part1 2008年はこちら= 
https://www.amazon.co.jp/dp/B09XTWQN9R
part2 2010年はこちら= https://www.amazon.co.jp/dp/B0BXG2BDKH

part1 10年ぶりに訪れたパリで・・「初っ端からスリに遭った話・保険会社との折衝・エレベーターなし8階物件&共同トイレ&流れないシャワー&空中に浮いているダブルベッド」等々、なかなかな話題がてんこ盛り。

part2 2年後、少しおりこうさんになって「短期滞在型の宿の見つけ方・旅程&チケット・旅の荷物」などパリ滞在に役立つ情報を紹介する側に。旅のテーマは「パン探求&テイクアウト」。

part1もpart2も相方の「パリ古書店巡り」の記事が入っていますが、もっと「パリと本の話題」が読みたい方には、相方の「パリどん底古本さがし」はこちら=https://note.com/daily_sumus/n/nb92d9facc096

旅行記は数限りなくありますが、COUCOU PARISは「美味しいもん好きの観光しないツマ」と「難病古本憑きの相方」が2人してパリの街中で、ほぼ互いに自由行動(放牧)で繰り広げる『勝手好き放題のパリ』となっています〜

なお「COUCOU クークー」というのは鳥のカッコウの鳴き声、もしくは子どもを呼ぶ際によく使う呼びかけです。「やあ!」とか「こんにちは!」という意味もあったりします。パリのあちこちの街角で聞こえてくる COUCOUの響きを2011年の20日間の滞在から拾っていきます。

プロローグ

おんやあ・・はて・・確かにあたしはパリで毎晩これを観てたけど?

パリのマンガTVチャンネルにて。どっかで観たような・・

「No! One Piece!!!」

おばさんが叫ぶ。
パリ3区のカバン問屋の店先、かわいいなあ1つ欲しいなと眺めていたら、おばさんが店から出てきたので、「これおいくら・・」と言いかけて、喰らったおばさんのフレーズが「1個はダメよ!」だった。わざわざ英語で叫んだということは、こちらが日本人というのがバレてるし、毎回のように言い訳するのもイヤんなる・・の雰囲気満載・・まいったなあ・・

けっこうかわいい〜 ほしくなるのも当たり前〜
ここ3区は中国商人のカバン問屋が軒を並べている界隈でもある。

B級グルメならぬB級ファッション小物。2011年の旅のテーマは「1日20ユーロのケチケチ生活」。朝市に毎日のように買い出しに出かけほぼ自炊を行う予定。その買物にぴったしだったので1つこういうのが欲しかった。

前回2010年の滞在に続いて今回も北マレの短期滞在型アパート(仏語ではstudio ワンルーム)の予約を半年前に行ない、パリのシャルルドゴール空港に降り立ったのが2011年11月の01日(諸聖人の日で祝日)。

この時のエールフランスのチケット、HPから買うと航空券自体は6.8万とまあお安かったが、キャンセル手数料は5万円、日程変更が3.5万円、ほんとにちょびっとしか返金されない(燃油代の5万円は返ってくるけど)。覚悟を決めて日程調整しないとエラいめにあう。

さてこの旅と滞在は、パリの北マレ地区を中心に紹介していきます。Bento発祥の食堂Nanashi、なぜかアフガン料理レストランKoutchiなどもそのうち登場。パリのあちこちにある朝市で買い物し、道具の少ないアパートで調理する様子も紹介。そして、nabetsumaパリ探求のメインテーマ『バゲットの食べ比べ』も!!

##この先は有料ページになります。とっても楽しく美味しい記事が満載なので、ぜひ読んでみてくだされ〜

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