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トゥルーイスト・パークの楽しみ方

※2020年にアトランタ・ブレーブスはホーム球場の名前をサントラスト・パークからトゥルーイスト・パークに改名したようです。

アトランタではメルセデス・ベンツ・スタジアムにも行きましたが、本来の目的はアトランタ・ブレーブスの本拠地トゥルーイスト・パーク。

この球場も2017年に開場した新しい球場です。


このトゥルーイスト・パークはアトランタ郊外にあって、アクセスがとても悪い・・・

基本的には車でのアクセスが基本になるので電車はなく、観光者はバスがマスト。ダウンタウンからは1時間くらい。


このバスがなかなかやっかいで、まず自家用車を持っていない低所得者と思われる層の利用が多いです。

特に、バスの後方はなかなかデンジャラス。

決して危害を加えるわけではないのだけど、来る人来る人服汚いし、でかいし、車内でガンガン電話でしゃべるし、電話も相手もいなくてもしゃべるし・・・

そんな現地人に囲まれたらジャパニーズはもちろん萎縮。多分この状況は日本のガイドでは「治安が悪い」と判断されるのでしょう。

帰りはもちろん安心の前方車両。

バスの利用者は9割5分ぐらい黒人なのですが、スタジアムでは白人がほとんど。

アメリカでは低所得者と中流階級以上の移動手段も違うし、過ごす場所も違う。人種差別云々というより、彼らは本当に生活する世界が違っていて、交わることがないんだなと。日本では実感することのない、”life is unfair” ですね。


しかもこのバス、頻繁に来るものではなく、確か30分に1本程度。特に帰りに郊外で終電を逃すというのは何が何でも避けたく、こちらも安全の30分前行動。


さらに、バスの乗り換えが必要と思いきや、そのまま球場まで行ったり、球場に直接行くかと思いきや、途中駅で降ろされて「ここで待て」って・・・

結局このときは、バスの運転手となにやら交渉していたマダックスおじさんを信じてそのバスに乗り、なんとか球場に到着。


さて、球場周辺についたらとてもきれいな町並みの中に球場はあります。

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チノパンにシャツインはアメリカのネイティブ・アンクルにはマストのファッション。

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人工芝の公園もあって、開場を待つファンが今か今かと待っています。


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こちら球場コンコースにあるプチ野球ミュージアム。

流石に伝統と歴史のブレーブス。

チッパー、スパーン、アーロン、マダックス、グラビン、コックス、・・・。

そして90年代はじめからの地区14連覇。MLB屈指の大正義球団。


MLBの特徴なのが、キャップの種類の豊富さ。

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”a”ばっか。あゆファン大歓喜。

アトランタ市民の自尊感情が高まる空間である。


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ちなみに、ライト後方には「ミズノ・グローブチャレンジ」っていうミズノグローブの無料貸出があります。

気に入ったらその場でグローブを買えるのだとか。

野球を”観る”から、”する”に誘導するって、とても有効だと思っています。


ブレーブスの応援で有名なのか「トマホークチョップ」

これ、チャンスとかに限らず、ほぼ毎イニングにあります。


今回、アトランタでは2試合を観戦しました。

1試合目はハーパーがセンターに32号。

2試合目はアクーニャが40号。


終電回避、夜のフライトもあって試合は両日最後まで観ずに退散。


ちなみに帰り道、まさかの電車が停まり、だんだんと乗車していた市民のフラストレーションがエスカレート。車掌の案内を待たずにドアをこじ開け、「みんな電車から出るぞ!!!」

何なんだコイツらのリーダーシップは・・・。おそらく日本人はスマホ見ながらツイッターで文句を呟くだけだろう。

結局、アトランタの夜道を3駅くらい歩いて帰りました。


さて、このトゥルーイスト・パーク。開放感があって、きれいで、ユニークな応援もあって、球場の周りもショップやホテルがあって・・・

ただ、

アクセスが悪い!

なかなか難易度が高い球場でした。

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