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2019年MLB現地観戦まとめ

2019年9月は、結局8泊10日アメリカに滞在し、6都市、7スタジアム、8試合のMLBを観戦。基本的にはAMに移動し、16時頃には球場にイン。


整理すると、こんな感じ。


東京→サンフランシスコ

サンフランシスコ→アリゾナ

アリゾナ→デンバー

デンバー→セントルイス

セントルイス→アトランタ


アトランタ→ロサンゼルス

ロサンゼルス→東京


なかなかタフな移動であった。


今回のトータルの感想として、試合自体が少し緊張感に欠けていた気がしている。

というのも、最近はタンキング(主力を大量放出し、シーズン開幕前から負けを宣言する)のチームが各地区に必ず存在し、9月中旬にもなるとプレイオフ出場チームはほんとんど見えている状態。

2012年からはワイルドカードが各リーグ2枠に増えたけど、2019年に関してはそれほど加熱したプレイオフ争いはなかった。特に今回選択したカードでは大体プレイオフ出場が決定済、もしくは決定的か、もっと負けてドラフト指名順を良くしたいか、どちらかのチームが多かった。

例えば、ドジャースは早々に100勝に到達し、結局は2位に21ゲーム差をつけてぶっちぎりの1位。一方でジャイアンツ、ロッキーズは同地区首位ドジャースにそれぞれ29ゲーム差、35ゲーム差をつけられ、マーリンズに至っては勝率は.352にすぎず、ナ・リーグ東地区首位のブレーブスに40ゲーム差をつけられた。でも彼らとしてはそれでいいのである。


今のルール上だとこの流れは変わらなそうで、9月中旬〜下旬のシルバーウィーク時期のMLB観戦は少し冷めたままかもしれない・・・


先日、MLBのコミッショナーがプレイオフのルール変更を検討していると発表していた。

プレイオフ出場チームを今の5チームから7チームに拡大し、レギュラーシーズンの成績が良かったチームには、より良い条件を与えるというもの。結局は「この試合、負ければ最後」であるall or nothingのゲームを増やしたいだけであり、タンキング抑制とは違うかもしれない。多分5割そこそこでプレイオフを当落先上を狙うくらいなら、再建に走りそう。


近年、MLBはこのように再建チームの出現、ホームラン数の増加、若手主義、メディア主義など極端に合理化が図られていると感じている。ただ、それがファンには受け入れられてMLBが繁栄し続けているのも事実であり、難しいところではある。





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