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松永梨加。

僕が音楽鑑賞を趣味にしなかったら、出会う事がなかった歌手。明確に言うと、「地下アイドル」や「ライブアイドル」と呼ばれる人達の一人。一体どのようにして、僕はこのお姐さんの存在を知ったか。

長くなるので理由は割愛するが、僕は2018年にアメリカから日本に突如、家族と友人を置いて一人で帰国することになった。それまでは日本、中国、アメリカで生活をしていた。帰国してからの生活は好きじゃなかったし、精神的に酷く病んだ時期もあった。

約4年半が経った2023年の1月に、僕は音楽鑑賞を趣味にするようになった。理由は、「音楽さえ聴いていれば、人はほんの少しだけでも心が落ち着き、前向きになれる」と気付いたから。

もっと音楽に触れてみたくて、1月下旬に新宿で楽器を見ていた。その帰り道に、路上ライブを行っていた女性アイドルグループがいて、そこで地下アイドルの存在を知った。正直、歌手とアイドルの違いを知らないぐらい僕はにわかだったのだが、歌唱力の高いグループだったので興味がわき、そのお姐さん達の3マンライブを2月に見に行った。その時に共演していたグループが、CALL MY NAMEだった。

通称、こるまい。デビューは2021年。前年12月にピンク担当の水谷潤さんがグループを卒業したばかりの、7人組のお姐さん達だった。この文章を書いている2023年7月現在は、赤担当の椿あい子さんと、緑担当の絢野かのさんの2人体制になっている。

ルックスや歌唱力、ダンスにおいて一人一人が個性的なグループ。黒い衣装に身を包んでロック調の歌を披露。それにとどまらず、がっつり踊る。Kpopが好きな僕としては、日本語楽曲であのようなパフォーマンスが見れると知らず、そのカッコよさに魅了された。主にロックを聴いて育ったので、曲調もダンスも好みだった。歌も良いが、やはりダンスが加わると、全身で音楽を楽しめる。

その中で一番輝いて見えたのが、主に落ちサビを担当していた、青担当の松永梨加さんという方だった。7人もメンバーがいると、初見では一人一人のパフォーマンスにちゃんと注目できないが、梨加さんはとにかく、初見から歌う姿が素敵だった。

皆、魅力的だった。2月中にあと2回、こるまいのライブを鑑賞した。3回目に鑑賞したライブで、僕は松永梨加さんのパフォーマンスに完全に惚れた。

何故なら、梨加さんの歌う姿があまりにも素敵すぎたから。高音も出せるし、重圧感のある歌い方も出来る。ライブ中の姿は表情のみならず全身から、歌うことに対する情熱が溢れていた。語彙力が低いと思われるかもしれないが、本当に、ただただ素敵だった。歌が上手い人は沢山いるが、梨加さんほど誰かの心を掴む人は一握り。こういう人こそ、誰かを魅了し、元気を与えられる。

何回か地下アイドルのライブに行くと、地下アイドル現場独特の文化を学べる。ペンライトを振るなり、メンバーの名前を叫ぶなり、飛ぶなり、「○○可愛いよぉ！」と言うなり。

そこで僕は思った。「あのお姐さん、何て素敵な歌手なんだろう！僕もあの人のファンになって、最前列で青いペンライトを振って、あの人を応援したい！」

ただ単に歌唱力のある人の生歌を聴ければ満足した僕だった。だから、この時はまだ、僕がその後5カ月にわたって、僕が梨加さんから歌以上の元気をもらう事になるなんて、想像もしていなかった。歌さえ聴ければ良かったので、それ以上は求めていなかった。

でも、梨加さんとの出会いは僕の日常に大きな影響を与えた。自己肯定感が高くなっただけでなく、とても大切な人生経験をする事にもなった。そして勿論、ファンとして梨加さんと楽しく、大切な思い出が出来たから。冗談言ってきたり、ファンの前でモノマネしてきたり、爆弾発言したりで笑いを誘って、僕を笑顔にしてくれる (笑)。

梨加さんには本当に感謝しているし、人として尊敬している。家族でも友人でもない誰かにここまで、ありがたいという感情が沸くなんて、人生で中々ない事だ。

梨加さんがあまりにも好きすぎて、友人からは本気で恋をしているんじゃないかと勘違いされる事もあった。なんなら、今はイルプルのメンバーとして活躍されている水上涼菜こと、すいちゃんにも、この事をからかわれたぐらいだ（笑）

だから僕は、その事を数回にわたって、ここに綴っていこうと思う。

2023年7月上旬現在、梨加さんはこるまいを卒業していて、6月24日には下北沢駅周辺で路上ライブも行っていた。新グループの発足に向けた準備や、KEYTALKのMV出演オーディションにも参加している。その事についても、今後、少し言及する。

・松永梨加 - SNS

Twitter: @Rika_Karman
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Instagram: @__maturika
TikTok: @_richan
CHEERZ - KEYTALK MV出演オーディションに参加中！（追記：2023年7月23日に最終審査終了）