見出し画像

焼酎のこと

弊社の焼酎製造が始まり早2か月を迎えます。
全国でも酒造業と小売業を兼業している稀な酒屋ではないでしょうか。
霧島の山中で全量甕壺仕込み、木樽蒸留という古典的な製法を取っております。

最初は嫌々でしたが、時間が経つと実感するのは焼酎製造=薩摩の文化の屋台骨の一つだと思っておりますし、原風景の一つでもあるのかななんて大げさに考えています。
酒離れや嗜好品に対しての圧力ってのを肌身で感じていますが、お取引先の息子さんや社長、外国の方々、女性などが興味を示して見学やサポートをしてくれるのを見ると堅実で価値のある物を作り続ければまだまだ可能性は幾らでもあるんだと実感させられます。
ここでしかない物、ここにしか造れない物という物を展開していけば、カテゴリーを超えて伝わって行くはずと。

それは音楽でも食文化でも同じだしグローバルスタンダードに対峙した日本らしさを持てば必ず評価されると信じております。

お酒や酒場の素晴らしいところは、キャリアや階級に囚われず様々な方々とコミュニケーションを取れる事です。
更に良い物であれば悦びも倍増しますし、様々な文化に介在して酒商売は成り立っているのだと思います。

手麹にて切返しの作業の様子

1 蒸留されていて糖質はゼロ。
2 度数を好きなように割る事が出来る。
3 気軽に食事との相性を気にせず飲める。
4 カロリーに敏感なアスリートに人気。
5 常温でずっと管理できる(熟成で尚旨く)

適当なメリットでもいくらか挙げられますが、やはりビールなどと代替品としてカロリーや健康面での有用性がもっとも報告されています。
軽くソーダ割りや、お湯割りにすれば量は少なくとも充実感を楽しめますね!

人間は食との関わりを捨てることが出来ませんし、故に健康且つ楽しく飲食したいという望みもあります。
そして焼酎は無骨な薩摩隼人が産み出したコミュニケーションツールの賜物です。
1升瓶を大勢の仲間と囲んで楽しむもよし、月を眺めながら独酎するも良し。
そんな質素だけど時代を超越した魅力が焼酎には有ります。

香り系なども盛んに販売されており、日本酒やワインにも負けない香気成分の焼酎も多く、ますます目が離せない焼酎業界!
勿論私たちの基盤は焼酎であり、同時に色々なお酒をお伝えする事が仕事です。
一昔の親父臭い焼酎はすっかり洗練されファッショナブルなイメージも出てきています!

若者に興味を持って貰う策として、芋焼酎が特に大好きだと公言されている橋本環奈さんに是非宣伝していただきたいこの頃です(笑)

コガネセンガン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?