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#どこでも住めるとしたら

初回投稿日:2023年2月19日

ひとりが好きなWebライター・菜知子です。

どこに住みたいかと聞かれると
具体的な地域は浮かばないのですが、
こんなところで暮らせたら素晴らしいと思う
ふんわりとした夢はあります。

#どこでも住めるとしたら

このテーマにそって、
私の望む豊かな暮らし、
いい暮らしをお話しましょう。

潮風のない海の近く

大人になると
どうしても窓から眺める景色の美しさより
暮らしのなかにある煩わさしさを
考えてしまいます。

群馬県は乾燥した風(しかも強風)で
火事が発生したり、なにかが倒れたり、
トタン屋根が飛んできたりします。

からっ風のおかげで
細く切った大根がカラッと干されて
美味しい切り干し大根が作れるという
メリットもあるんですよ。
(住んでみたらわかること)

山で生まれ育った私は
海のある暮らしを知りません。

海のちかくは潮風が吹いて
洗濯物がベタベタになるとか
車が錆びてしまうとか
それなりの煩わしさがあるそうです。

それでも海は美しく、
とくに朝焼けに照らされる明け方は
黒に近い深い青色の海に
白い波・小さな泡が引いては返す。

朝のスンッとした空気のなかで
波の音を聞きながら
海岸沿いを歩くなんて、
すごく気持ちがよさそうですね。

洗濯物がベタベタ…など
不安はありますが、
移り住むなら海がいい。

暮らしやすく満たされる家

きっと、私はどの地域に暮らしても
家が良ければ全ていい。

家のなかで過ごすことが大半で
許されるなら食料品も日用品もタバコも
全て宅配してほしい。

そんな、外に出ない人間だからこそ
住空間は楽しく満たされる場所がいい。

リビングは私の城

リビングは12畳ほどで天井が高く
50インチくらいの大きなテレビ画面に向けて
ゆったり座れる1人用のソファを置く。

夏場は野球観戦や陸上大会、
冬はアニメや映画をたっぷり観て過ごしたい。

窓が大きくて、
庭の畑の様子が見えたほうがいい。

日当たりはもちろん良くて
とくに秋〜春は陽射しを吸い込んで
ほんわかと暖かく明るい空気を満たしておきたい

明るい色は好まないけど
どんよりとした暗い部屋もイヤ。

温かみのあるウッド調の建材と
やわらかい暖色のラグやカーテンで
絵本に出てくるおばあちゃんの家みたいな
お家を作りたいです。

ずっど昔からここにいたと思えるような
心が落ち着く場所にしたいです。

華はないけれど花のある応接間

リビングは私の城であり
何人たりとも寄せ付けたくないから、
玄関脇に6畳ほどの応接間を作りましょう。

誰を招くこともないだろうから
ニトリで少し高めのダイニングセットを買って
あとは季節の花を生ければいいか。

季節の花は毎週月曜日の朝に
花キューピットに届けてほしい。

食べられる野菜なら育てたいけど
食べられない草花のために
ミミズや虫と格闘するのは気が進みません。

あまり手を掛けることなく、
美しいお花を添えた応接間で
お客様をお迎えします。

趣味と実益の寝室

寝室は私の趣味と実益を兼ねる、
人生の大半を過ごすことになる空間。

私ほど、眠ることに全力で取り組む
眠ることほどの幸せはないと言い切れる
人間はいないでしょう。

睡眠は趣味であり、健康を保つ大切な時間。

ベットはキングサイズといいたいところだけど
そんなに大きな布団に寝転んでも
私の大きさは変わらないから
余ってしまう布面積がもったいない。

セミダブルサイズ、
壁に腕が当たったり
床に転げ落ちたりしない
少し広いほどでいいでしょう。

照明は天井につけず、
枕元に小さな灯りを置けばいい。

眠るまでのあいだに
本を読めるくらいの
オレンジ色の暖かいライト。

今使っている3COINSで買った
ライト付きスピーカーが使いやすいから
これをそのまま持っていこう。

カーテンは、もちろん遮光・断熱はマスト。

外が明るくなっても
夏の日差しが厳しくなっても
いつまでも心地よく眠れるように。

日の出とともに起きて働くというのは
この際だから捨ておきましょう。

何も考えず、
理想の住みたいところを語れるのです。

朝は起きるものじゃない。

作りやすく片付けやすく保存しやすいキッチン

小さく狭い台所での料理ほど
ストレスが溜まるものはない。

私の身長170cmにちょうどいい高さの
シンクと戸棚と調理台。

調理台はまな板とボール2個、
洗いたての野菜や冷蔵庫から出した肉を
並べておけるほどの広さがいいですね。

コンロは3つ、
IHは火加減が見えなくてわからないから
ガスコンロを設置します。

大きな鍋で汁物を作っておいて、
フライパンで肉と野菜を炒めて、
小さな四角いフライパンで卵を焼く。

やはりコンロは3つあると勝手がいいのです。

来冬は大叔母からたくあん漬けと
梅干しの作り方を教わるので、
それらを保存できる床下収納がほしい。

作り置きの副菜やレトルト食品、
カップラーメンやお菓子の数々、
パルシステムから届く1週間分の食料品を
入れておける大きな食糧庫も必要ですね。

それとパンが大好きだから
パンを焼くオーブンも付けてもらいましょう。

オーブンはないより、あるほうがいい。

足を伸ばせる湯船

お風呂は身体を洗う場所ではなく、
身体を温める場所。

湯船は私が足を伸ばしてバタ足しても
つま先をぶつけることがない
大きめのサイズをつけてもらいましょう。

私の実家は平成初期に建てられたため
タイル張りの冷たい壁床に
足を折らなければ入れないサイズの湯船。

これは、いけません。

温まろうにも膝小僧がお湯から顔を出して
なんとか収めようとすれば
足を湯船にぶつけて青アザになる。

湯船から出れば
氷のようなタイルに全ての体温を吸収されて
髪を洗い終わる頃には温めたはずの
足先が冷たくなってしまいます。

タイル張りのレトロな空間は
趣があっていいのですが、実用的ではない。

名残惜しいところですが、
趣よりも大切なものがあると決断します。

天まで届く本棚に囲まれる書斎

私の場合は住む家=職場でもあります。

小説を書くような物書きではないから
台所の脇にダイニングテーブルを置いておけば
そこが職場になります。

ただ、ものを書く人間であったり、
小説などを読む人間であったり、
作家を意識している人にとって
書斎にあこがれる方もいますね。

私のような端くれ者でも
丁寧な細工を施した重い木の扉の前で
「先生、いかがですか?」なんて
ノリスケみたいな編集者に尋ねられてみたい。

今日は筆が進まないと呟きながら
天井まで続く本棚の上の方に目を向けて
手の届かない場所の本を取るために
ハシゴをかけて昇ってみたい。

どこかの国で見つけたアンティークな
机とか椅子を置いて、
パソコンではなく原稿用紙に万年筆のような
どこぞの文豪というような仕事がしたい。

…住みたいところを語る場でしたね。

とにかく、こんな妄想を叶えるためには
天井まで続く本棚は必須アイテムです。

ちまちまと買い集めている本たちを並べられる
いくら買っても隙間が埋まらないほどの本棚。

外観はさほど重要ではない

ここまで、家の内側を語り尽くしました。

トイレは水洗式であれば
なんでもいいので語っていません。

こんなにも内側にこだわりながら、
外側には全く興味がないのです。

庭先・道路の先から我が家を見て
何かを感じるようなタイプではないため、
屋根や外壁の色はなんでもかまわない。

強いて言えば、
車を止める場所はコンクリートであってほしい。

#どこでも住めるとしたら

人間は可能性を秘めていて、叶わない夢はなく、
願えば現実になると言えるのは
本当の成功者か、金持ちの家に生まれたか、
ひどく楽観的な性格の持ち主でしょう。

私自身は真逆なもので
叶わないからこそ好きに語るべし
さほど大きくもない夢を書き連ねました。

叶わないだろう、でも、
叶わないと決まったわけではない。

このくらいの意気込みが
ちょうどいいのです。

きっと、 #どこでも住めるとしたら をテーマに
たくさんの方が、たくさんの夢を
なかには確定した予定を
届けてくれるのでしょうね。

noteコンテスト・企画の醍醐味は
書いて、読むこと。

私は書き終えたので、
みなさんの記事を読みながら
新しい理想・夢を考えてみたいと思います。

長くなりました。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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