保育園の栄養士の仕事。

今年の4月で保育園の栄養士として仕事するのも9年目です。途中、3年くらいは栄養士ではなくただの調理員扱いだったので、調理員としての実務経験を調理師という資格にかえることはできたので良かったかなとは思っています。

保育園によっても違うのですが、うちの保育園では栄養士2人で給食を作っています。人手が足りないと保育にも入る。玄関の草むしりもするし、園舎の補修作業とかもする。園のお便りを園長、主任の代わりに作ったりもする。保護者に「今日は〜して過ごしました。」なんて伝えたりもする。万能型。何でもこなす。それが保育園栄養士。

管理栄養士の資格も持っているが、ここでは調理ができることの方が重要視されるし、子どもや保護者、保育士とコミュニケーションをとることが本当に大切だなと思う。

子どもの身体と心の発達を保証する為、日々の給食作りに加え、食育にも力を入れる。生きる為に食べることは絶対に必要なこと。何を、どう食べるか、小さい頃から野菜や魚や肉、豆、その他をバランスよく食べること、よく噛んで食べること、そういったことを家庭だけでは学べないので給食が重要な役割を果たしていると思う。だから、手作りで、添加物や害の少ない、安全安心の食材をつかって給食を作ることが大事。それを保護者にも伝えて、食の大切さを理解してほしい、そんな思いでお便りを書いたり懇談会をしたりするのです。

この仕事を始める前に、企業で幼稚園や企業の食堂向けの献立をたてる会社にいました。加工品、既製品を用いた献立…食品会社の展示会に出かけてはサンプルを試食してそれを採用するか考える。今思えば企業のお金儲けの手助けをする仕事してたなぁ。本当に子ども、大人の健康なんて考えてなかった。日本人は便利さを追求し過ぎて大切なことを忘れている。または理解していない。

健康でいられるために必要な食事をもっと真剣に考えてほしいし、自分も考えたい。

子どもたちにも食の大切さを伝えたい。

で、給食を作るだけでない、保育園の栄養士の仕事はやりがいがある。給料は保育士同様低い。命を守る仕事という点では保育士同様、ソーシャルワーカーといえる。

と、自分に言い聞かせて
これからも働き続けられるように
心の中を整理してみました。

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