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「気合いと根性」の子育ては時代遅れ!やり方変えていかないと!

前回の不登校の話に続き、不登校についての考え方第二弾です。
親が子供の不登校をなかなか受け入れられないという話を先日投稿し、いろいろな学び方があるし学校に行かないことは決して悪いことではないということ書きました。

こちら第一弾です↓↓

前回の「義務教育」以外の観点からも親が不登校を受け入れられない一般的に共通する理由がいくつかあります。


今回もなぜ私はこんなにも学校に拘っていたのか?というところに目を向けていきたと思います!

そもそも学校は行くのが当たり前という概念

今の子育て世代は20代~40代が主ですが、なかでも小中高生の親は30~40代が最も多い割合です。

私も30半ばの小学生母ですが、私たちが子供の頃と今と比較するとどうですかね?
特に子供たちはコロナ期をモロにくらった世代なので、学校も日常生活も制限は増え、子供らしさや本来の自由も減ってしまっているように感じます。
なんだか子どもにとっても生きにくい世の中になってる感じがするのは私だけでしょうか?

このように育ってきた時代背景や環境は無意識のうちに潜在意識として刷り込まれています。
これがまさにマインドセットです。


わかりやすく説明されていたので下記引用させていただきました。

マインドセットとは?

「マインドセット」とは、過去の経験や教育の内容、育ってきた社会、個人的な先入観などの、さまざまな要素によって形成される無意識の思考パターンや固定化された考え方をいいます。

ある状況に対する人の行動や受け止め方は、その人が持っているマインドセットの影響を受けるといわれています。

どのようなマインドセットを持っているかによって、チャンスと受け取るかピンチだと考えるか、また能動的に行動するか受動的な態度をとるかなどの行動が決まるため、その後の成果にも大きな影響を与えると考えられています。

また、マインドセットは生活してきた環境や経験などの、後天的な要素で変化することもあるとされています。



マインドセットの具体例

マインドセットにあたるものの具体例としては、その人が持つ「固有の価値観」、物事を思考する際の「考え方の癖」、個人的な「思い込み」「信念」「暗黙の了解」といったものが挙げられます。

リクルートエージェント/マインドセットとは?意味と重要性をわかりやすく解説

まさにこれですよね。
今の親世代である私達は、昭和の気合と根性論世代に育てられているので、私と同世代であれば気合いと根性!の時代にギリ参加している生き残りの人種です。


なので、学校に対しての考え方も含め基本的に、多少の我慢は当たり前・大なり小なり嫌なこともあるのが普通・多少は無理するもんだろうという感覚が一般的です。
そして限界突破まで頑張る精神力もあります。

この精神が根付いているのでダメージ限界突破してしまう人が現代社会においてめちゃくちゃ大勢います。精神的に病んでしまったり辛くなってしまうということが現代の大人にとても多いということはことは、そもそも気合と根性論をベースにした教育や子育てはどうなの?と疑問を持ちます。

もちろん多少の緊張感や我慢も必要ですが、自分で自分をセルフケアできる程度にしておけるくらいにしておかないと大変なことになります。


社会に出ても職場にストレスがあったり仕事が嫌だったり、辛い思いをしながら我慢して生きている人はたくさんいます。
むしろ楽しくて自分がやりたかったことばかり出来ている人の方が少ないかもしれないですね。
今置かれている自分の立場の中で楽しみや生きがいを見つける方が得意と思う方も多いかもしれません。

これについても、人生楽しいばかりで生きていける訳などないという思い込みから、まぁそんなもんだよねと自分で上限を決めてリミットをかけてしまっていますし、私たちの受けてきたこれまでの日本の教育と育ってきた環境によりそう思う人が大半だったりします。

この考え方が知らないうちに潜在意識に刷り込まれているって・・・怖いですよね。笑
この潜在意識もそのまま自分の子育てに反映している可能性があります!



今を生きる子供たちと昔の感覚がマッチするわけがない


このような時代背景の感覚があると考えたら、そもそも私たちの価値観で今の子ども達への対応がマッチする方がおかしくないですか?

だって今と私たちの子供の頃と ここ30年くらいで全然違うんだもん。
私なんか宿題をやった記憶もないし(あったのか、なかったのかさえ不明)
母親に聞いても、「確かなかったんじゃない?やらせた記憶ないもん」と言っていました。もちろん家庭学習なんかもやったことないし。
ゆるゆる~の生活です。

小学生から塾に通ってる子なんか超レアで学年合わせても3人くらいしかいなかったですが・・・地域かな?笑

それでも塾以外にも習い事をやってる子の方が少なかったですし、やっていても週1で1種類程度の子が多かったです。
私はたまたま週2ある習い事だったので通っていましたが週2の子はレア扱いだったような気がします。
ごく少数派でたくさん掛け持ちしていた子もいたけど、ほとんどの子が放課遊んでいたような記憶です。
自由な時間がたくさんありました。

学校内の制限も緩く、学校も家庭も子育てに対して良くも悪くもざっくりとアバウト時代でしたし、今みたいに子どもの気質に合った子育てや発達の細かいジャンル分けなどもなかったですよね。

カギっ子の子が首からぶら下げている鍵がネックレスのようでかっこよく見え、学童に通っている子は少数だったのでみんなの憧れの的でもありました。

私が小学生の頃はまだまだ専業主婦や子供が帰ってくるまでの短時間のパートなど、家にいる時間の多いお母さんも多かったんだと思います。
今振り返ってみると、私の住んでいた地域はお母さんがおうちにいる家庭がとても多かった印象です。

現在よりも国自体が全然マシな経済状況だったんでしょうね。



今の子供たちのスケジュールと比較してみる

自分が子供だった頃のスケジュールと今の子供たちのスケジュールを比較してみてどうですか?

現代の子は習い事だけでも大忙しですよね。
うちの子の周りは週5~6とかザラにいるのですが、最近はどこもそんな感じですか?

習い事の数の平均グラフ引用させてもらいました。ご参考までに・・・

やっぱりこれを見ても、現代の子供達ってどう考えても忙しそうじゃないですか?

少なくともうちの場合はホームスクールに切り替える前までの生活は本当に忙しかったし、何をするにも親のペースに合わせるために子どもを常に急かしていたなと思います。

3年生になってからは6時間目までの日も増え、1~2年の頃で既にパツパツだったのに、さらにマイペースな息子が大切にしたがっていた彼の自分の時間はなくなりました。


我が家の長男はとくに繊細気質なので、学校だけでとんでもなく疲弊して帰ってくるのですが、その時点でもう4時過ぎ。
そこから宿題という難問+家庭で自主学習。
習い事がある日はさらに自由時間はなくなります。
そこにご飯、お風呂ですぐ寝る時間。

もう寝ないと明日起きれないよ!と寝ることすら急かされ、やりたいことも出来ないまま朝早くに起こされ、急げ、早く、遅刻するぞと急かされ無心でロボットのように学校へ向かっていました。

こうやって書きだすと改めて思いますがそんなの絶対嫌ですよね。
私だったらとっくに精神崩壊していたかもしれません。
なのに可愛い我が子にそれを押し付けていました。最低 (´;ω;`)ウゥゥ


拘束されることや時間を自由に使えないことが嫌で夫婦で自営業を選んだはずなのに、子どもには学校行くのも宿題やるのも当たり前だ!と押し付け思い込ませていました。
習い事を休みたがっていても、色々講釈を述べて行かせていました。


このタイムスケジュールでどの家庭もやっているんだから やるのが当たり前と思い込み自分を鼓舞し、子どもに怒りまくりながら、常に遅い・早く・急げの3ワードと「何でもさっさとやれば時間はたっぷりあったのに、ちんたらやっているから時間がなくなっただけ!分かっててやらなかった自分が悪いだけ!」と毎日のように言葉をぶつけ、言い合いしてエンドレスバトルを繰り広げていました。


親子関係の変化

私たちが子どもの頃はYouTubeもなければインターネットもそんなに普及してなくて、情報も今ほど手に入りやすくもないので、子育てに関する情報も現代とは比較にならないくらいずっと少なく、各家庭で各々が信念をもって子供と向き合い子育てをしていた。
だから親子の信頼関係の上での気合と根性論の子育ても可能だったんだと思います。

一方、情報過多な現代は逆に情報がありすぎて自分の信念より、一般的にはどうするのか?が気になってきて、調べていくと世間一般で当たり前とされていることが自分には出来ていないのでは?というマインドに持ってかれがちです。そして当たり前になるべく近づけるように子供をコントロールしたくなります。

さらに精神的にも物理的にも余裕もないため、親子の信頼関係は悪化しやすく根本から昔とは違うので気合や根性ではまかり通らなくなってるんだと私は思います。

こういった目線で見ると、なんか学校に拘ってる私って何がしたいんだろう?と思ってきたりしませんか?


共働きが基本の今の時代は昔と同じ価値観ではうまくいかない

現代は親が共働きも当たり前で、時代と共に家族の時間は昔に比べてどの家庭もかなり減ってきています。

ワンオペ育児という言葉もデフォルトになり、物価高の生活で家計を回すことに頭も体も使い、時間、心、金銭的にも余裕がなくなっているギリギリの中で子育てもしてるんです。

お母さんもう完全にパンクですよね!

そこに子どもの問題が浮上すると、親は子どもがなぜこのような行動をするのか、どんな気持ちで言ってるのかなど、見える余裕すらありません。
さらに兄弟や小さい子がいれば、その子たちにも手はかかり、もう頭から湯気です。

それでも親はみんな我が子に幸せになってほしいと願い、そうなれるように必死にサポートをしているということ。

しかし親の気持ちとは裏腹に子どものに問題が起き、必死に対応しているのにうまくいかず負のサイクルにのみこまれてしまう。
そして気づけば知らず知らずに逆な効果な対応をしてしまっていたりと悪循環が起きていることが多々あります。

それってとっても勿体なくないですか?

これだけ愛情があり、子どものためにと必死でやってきているのに全然伝わらずうまくいかないどころか逆効果だったなんて、悲しすぎますよね。

私はこれが本当に嫌で子育てについてたくさん勉強してきました。
そsてリアルタイムで子育てしながら日々アップデート中です。
専門家の講義や情報交換会などに今も積極的に参加しながら日々勉強を重ねています。

なので、私が勉強してきたことが少しでも人の役に立ち、1人でも多くの悩んでいるお母さんをの助けになれればと常々思っています。

そして未来ある子ども達が楽に幸せに生きやすい世界を目指しています。


我が子を育てるのは親です。
親力次第で子どもは0にも100にもなれます。

それなら100を目指していきたいな♡と私は思うのです。

不登校の背景の話、昨日に続きまたまた長く書いてしまいました。
でもまだ書きたいトピックあるのです。笑 →しつこいw

まだnote初心者すぎてマガジンの使い方すら分かっていないのですが、ボチボチ書き溜めて不登校の考え方シリーズでまとめたいなとかも思っていますので、今後ともよろしくお願い致します。


本日も長々お読みいただきありがとうございました♡

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