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お江戸スタイルブック no.005

江戸時代後期頃の芸者。

刀を腰に、尺八を背中に差した
女伊達(男だてのような行動を取る女、または女俠客のこと)
の装いです。

全身市松模様コーデがカッコイイ。
髷は高島田。
白い元結でキュッと蝶々結びが可愛い。

歌川豊清『新吉原仁和歌 女作浪花湊 つるや のふ』より

引用先の元画像は、「国立音楽大学附属図書館 竹内文庫」の
所蔵作品です。ここに載せて良いかわからなかったので
画像は以下をクリックしてご確認くださいませ。

スタイリッシュな美女♡
『新吉原仁和歌』とタイトルにありますように、俄(にわか)の時の衣裳だとされます。
「吉原俄」とは、江戸・吉原で八月に開催される大イベント。
仲之町のメインストリートで芸者や幇間(ほうかん)達が即興芝居をしたり、コスプレパレードしたりなどの楽しい行事で
形を変えながらも、現代まで伝統として続いております。

2018年に太田記念美術館で開催されていた
江戸の女装と男装』展で拝見し、一目惚れしたのを覚えています。

展覧会図録の25ページにも掲載されていますので
ご興味のある方は見てみてくださいね。

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