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こだわりと日常と人生と

本屋でじっくり本の中身を比べたいとき(たとえば参考書とか歴史書とか)、わたしは新宿の紀伊國屋書店へ行く。

スパゲッティは、90%の確率で「ボンゴレ」を選ぶ。

食後に頼むのは、ホットコーヒー(たまに紅茶)。

今日はそれらを一通り済ませて、ああどれもわたしの「こだわり」だなと思う。

こうした些細な「こだわり」が日常を形成していくのかもしれない。

「いつもの」日常。
それはとても壊れやすくて、他者や環境に左右されるし、臨機応変でいいし、自然淘汰されても構わない。日常は変化するものだからだ。

どうしても譲れないものがあるとしたら、それは「こだわり」の枠を越えた何かで、生き方や理念など、その人にとっての「軸」があるものではないだろうか。

ブレない軸を持ちたいとは思うけれど、「こだわり」すらブレる(紀伊國屋書店が休みなら有隣堂でもいいし、ボンゴレも90%だったり、たまに紅茶だったりする)わたしは、軸にもちょっとした遊びがほしい。

きっちり嵌め込まない、ちょっとした遊び。
原稿用紙の余白、みたいな。

そんな、軸が揺れる人生を送りたい。
心地よく揺れる人生を。

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