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俺の名前は「ZERO AUDIO」

何度かイヤホンに関する記事を書いてきた。良い音のイヤホンに出会うと、ついつい買ってしまいます。自分でも分かってるので1万円以上のイヤホンは買いません。どうせ、また別のが欲しくなるのだから。

「一体イヤホンはいつになったら満足して、新しいのを買わなくなるのだろう?」

と自問自答しています。そんな自己との戦いに負けて、新たに買ったイヤホンがこれです。

 ZERO-AUDIO ZH-DX220-CM / CARBO MEZZO

実は国内メーカーです。協和ハーモネット株式会社というところで製造していて、設立して10年位の企業です。2017年から毎年イヤホンの賞を受賞してきてる製品です。ZERO-AUDIOシリーズはここ2,3年で急速に人気が出てきて、この前の型番DX200で有名になったと思います。

DX200が出た当初は色々売り場、雑誌でも絶賛されていて、私もその時に視聴はしました。確かにナチュラルで、変な音質イコライジングがされてなく、エネルギッシュで真っ直ぐ迫ってくる音質で、良い出来だと思いました。ただ一つ一つの音の線が細く、若干薄い音像だったなという印象で、自分の持ってるものを置き換える程ではなかったのです。値段は4,000円程度なので、値段から考えたら、値段以上の音質なのは間違いありません。でも「音楽」として聞いた時のあ「味」が今ひとつでした。

それから1,2年経過した最近、またイヤホン・コーナーを物色した折、「お店のお嬢が絶賛推薦」というPOPが目に止まり、手にとって見ました。

「前に聞いた、ZERO-AUDIOと違うのか?」

マイナー・チェンジして進化したようです(格上版として登場)。早速、視聴してみました。視聴には少しエネルギッシュな曲が良いと思い、最近聴いてる「IZ*ONE」を選曲。1,2曲を選択しEDM系の曲と、しっとり歌ものの2曲を視聴しました。

「なーんじゃ、こりゃ。LIVEで聞いてるような、音像定位の分解。反響系の倍音がクリアに残っている。アコギが暖かい。弦の弾く音がリアル。」

って感じで、「音が生っっぽい」のです。LIVEでアコギの演奏を聞いた時に感じる、演奏時に出る、ノイジーな部分。弦の擦れる音、指を滑らして「キュッ、キュッ」と鳴る感じ。右手の指で弦を一本一本弾いた時に出る、こもりがちで指から弾かれる弦の音。そううい演奏時に聴ける「生の音」の雰囲気が感じられるのです。

静かな曲だと、ボーカルにかかったエコーが響く空間。その空間の範囲、深さを感じられる音像。

そういった部分を含めて、「生っぽい」「LIVE感」と言える音質なのです。それらが絶妙なバランスで「音楽として艶のある音像」が完成されていました。

低音は少ないわけではないのですが、強調し過ぎないバランスを保っており、音楽としてベストな調整になっています。

もっと高価なヘッドホンであれば、更に迫力があって、パンチがあって・・・となるのしょうが、このヘッドホンは5,000円以下ですから、どこまで求めますか?ということ。カナル型なので、周囲の音が遮断されます。その分しっかりと、その閉じた空間での音像を音楽としてバランス良く聴かせてくれます。おかげで音量もそれほど大きくしなくとも十分に美しく聴く事が出来ます。

ちょっと考えようと思い、他のイヤホンを色々、2,30分程聞いて歩きました。5,000円以下ではこいつに敵うやつはいません。唯一こいつと戦えそうなのは「Finalシリーズ」ですが・・・音楽としての音の美しさは「ZERO-AUDIO」に軍配が上がります。

っという事で・・・良い音楽をきちんと理解するには「良い音」が必要だ、という考えから、レジに向かいました。


もし、興味を持った方がおりましたら、型番を間違わないように。DX200ではなく「DX220」です。パッと見似てますが、明らかに進化してます。DX200は3,000円程度で併売してますので、お間違いなく。

DX200も悪くないのですが、先に書いた通りの印象は今も変わっていません。DX220と比較した時に2,000円の差がある音質なのは理解出来るはずです。

メーカーのページはコチラです。アマゾンから買うのであれば、こちらかどうぞ。

お店で聴いて見たいのであれば、ここに行けばあると思います。
私は名古屋店に行ってます。


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