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【鑑賞記事・句集『柔き棘』】かつての十代から現在の十代へ

俳句甲子園出身の作家・八木大和さん。
現在、新しい未来へ向かおうと
している十代。

そんな彼のブログ
「八木大和の俳句生活」で
句集『柔き棘』をご紹介ならびに
ご鑑賞いただきました☆

たくさんの句を取り上げてくださり、
それらに彼の感性あふれる文章が
添えられています。
その読みの深さは作者の私も
「え、そうか。そうとれるか!」
という驚きがしばしば。

誰かの中に作品が入って
その人のものとして
私の作品が立ち上がる

作品が新たな生命を得るって
こういうことなんだ、と
改めて思います。

作者がいろいろ言うのは
野暮と承知ながら。
この句集のテーマの一つが
「十代」でした。
それをリアルの十代が
敏感にキャッチし、佳いと言ってくれた。

これは本当に嬉しかった。
報われた思いでした。

友だちが好きで嫌いだったあの頃。
周囲から浮かないように頑張ってたあの頃。
そんな自分に教えてあげたい。

「明日が来ないような長い夜の連続でも、
 呼吸し続けていれば何とかなるよ」

今の私は
子どもに戻りたいとは全く思わない。
むしろ、大人になってよかった。

でも、「あの十代の頃」があったから
現在の私がいる。

大和さん、
どうもありがとうございました!

ちなみに私の次の記事が
同じ俳句結社「炎環」同人で仲間の
箱森裕美さんの句集『脱ぎ捨てて』です。
こちらも素敵な句集および記事です。
ぜひご覧ください☆


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