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マスターズスイマーによるMIZUNO GX・SONIC NEO着用レビュー

皆様こんにちは。
今回はMIZUNO社から2021年2月16日に発売されたGX・SONIC NEOをマスターズスイマーの視点からレビューをしたいと思います。

1.試着をした感想

2月16日に自宅に届き、早速着用をしてみました。
第1印象はやはりMIZUNO独特の硬さは健在だなぁという感想でした。
どのレース用水着も1度目の着用時は硬いのですが、MIZUNO社の水着は特段硬いので有名ですが、それを実感しました。
今回の水着はGX SONIC M(後期型)が原型になっており、FINA承認番号も全く同じになっています。
試着した感じもGX SONIC M同様でした。
まぁ、例の如く初回の着用には7分ほど少し汗をかきながらでしたが、翌々日に2回目の試着をした際には少し1回目ので伸びた関係もあり3分ほどで着用できました。

2.実際に泳いでみて

2021年2月25日に普段利用しているコナミスポーツクラブ梅田茶屋町にて実際に着用して泳いでみました。
水に入り、スタートした瞬間に思ったことは「この水着は尋常じゃない!」でした。
実は、私自身は現役の時からスイミング指定以外では基本arenaの水着を着用していたので、マスターズになってもarenaをこよなく愛して着用していました。
arenaの水着に近い感覚を感じたのと、やはりMIZUNOが一番売りのポイントにしているFLAT SWIM TECHNOLOGYを改めて実感しました。
今日は基本4泳法にプラスして1個メも泳いでみましたが、特にこのFLAT SWIM TECHNOLOGYを実感したのは平泳ぎのスタートやターン直後に行うひと掻きひと蹴りの瞬間でした。
平泳ぎではご承知の通り、スタートやターン直後にドルフィンを打ってひと掻きひと蹴り(ドルフィンを打つタイミングは選手により異なります)を行いますが、arenaを含めて他社の水着ではこの動作の際にもある程度腹圧を入れてフラット姿勢を保てるようにするのですが、今日は何気に泳いだのもあり一切入れずにひと掻きひと蹴りをしたのですが、すごくフラットな姿勢を保つことができました。
それにスイムの動作の中で基本的に腰の位置は一定にして泳ぐのが平泳ぎでも求められますが、自然と腰が浮きより高い位置でキックが打てるので進み具合も少し違うかなぁという感じでした。
(実際に水中動画を撮ったわけではないので、確証はありませんが感覚としてそのような感じでした)
先程も書いてますが、これまで初代GXから今回のGX・SONIC NEOまで全種類のGXシリーズをタイプ違いも含めて試泳していますが、本当に最高の出来上がりの商品だということを実感しています。
そして、これまでのMIZUNO製水着では平泳ぎのキックをウィップにしないとなかなか難しい部分がありましたが、今回のGX・SONIC NEOに関してはウェッジキックでも問題ないことも証明できました。
平泳ぎだけでなく、バタフライにおいても水面スレスレでストレスなく泳げますし、バックでもスタート直後のバサロでもFLAT SWIM TECHNOLOGYの進化とこれまでのMIZUNO製水着では考えられないぐらいの柔らかさで軽いキックでもよく進むのが実感できました。

3.まとめ

JAPAN OPEN2020での着用率を見ていて、この水着のポテンシャルの高さは理解していましたが、これほどまでに高いポテンシャルがあるというのに驚きでした
特にMIZUNO社製水着の特徴でもあるホールド感の強さもある程度保ちつつ、arenaを含めた他社の水着のような動かしやすさを兼ね備えた水着であることを実証することができました。

4月にも東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権が開催されますが、このGX・SONIC NEOを着用する選手が多く出てくることは間違いないと思います。
これまで、arenaを着用していた選手がGX・SONIC NEOに乗り換えることも大いにあると思っています。
それほど、今回の試泳でこの水着の実力を実感しました。
とはいえ、私自身はarenaをこれまでもこよなく愛してきてますので、引き続きメインの水着はarenaになりますが、今回のGX・SONIC NEOも種目や距離によっては併用することも視野に入れていきたいと思っています。
私自身、この水着を5月に行われるマスターズ短水路大会で使用する予定にしていますので、その際に試合での感想も改めて書ければと思っています。

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