大好きな本に囲まれ、大好きな町で生きる。

滋賀県長浜市の商店街から少し離れた場所に、『さざなみ古書店』という古本屋さんがある。
その店の大きな窓ガラスから中を覗くと、大きな丸テーブルと、センス良く飾られた小物たちと、
図書館をイメージする整った本の陳列が目に入った。
店の扉を開けると「こんにちわ!」と素敵な笑顔で迎えて下さったのは、店主である『中村恭子さん』でした。

自分の夢を還暦をきっかけに、7年半前、福岡から長浜に移住し、地域の人との関わりを大切にしながら
大好きな本を販売されている。

恭子さんは、2011年に『さざなみ古書店』をopenさせた。
古本屋さんを営む事は、大学時代からの夢だった。
長浜を場所に選んだのも、一回来ただけで大好きになった町だからだそう。

今、恭子さんは、長浜の地で古本屋さんを通じて、お茶が飲めるスペースを作り
人との繋がりを楽しんでおられる。
書店を覗いた時に見えた大きな丸テーブルは、四角いテーブルより沢山の人が座れるからだと
嬉しそうにお話して下さった。

移住人としては、地域に入り込む間口が狭いのが当たり前かと思えるのですが、
恭子さんは、ちょっとした悩み相談を受けるほどの、人からの信頼と優しさが、お話されてる表情から伝わった。
また、恭子さんに会いに行こうと思う。

田中香織

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