オリジナル絵本を作りたいんじゃ(part2)~Midjourney の新機能「cref」とは?~
絵本制作再開
どうも。以前オリジナル絵本を作りたいと息巻いておりましたが、想像よりずっと難しかったので、しばらく放っておりました。
息子から「そう言えばあの絵本もうできたの?」と聞かれたので
「まぁね」
と答えてしまいました。息を吐くように嘘をつく父を許してほしい。
ということで、早々に取り掛からなければいけなくなりました。
できるだけ完成に近づけたいです。
新機能「cref」とは
とりあえず前回「ミッドジャーニーさん」にとてもお世話になったので、あれから何かアップデートしていないか調べてみると、
最近、Midjourney新機能「cref」が登場したそうです。
この機能で同一人物作成が可能になったのだと。
なぁ~にぃ~
一貫したキャラクターを作る事は、以前とても苦労した所でしたからね。
画像のURLを持ってきて、同じプロンプトを打つといいよというネットの情報を頼りに作ってみると、確かにある程度は同じようなキャラができるのですが、ちょっとずつ違ってきてしまいました。
出て来るキャラクターが、どんどん変わっていって、最後には「誰?」ってなったら困ります。
まぁそんな漫画たまにありますけどね。
新”すもも太郎”を作る
さて今回作ろうと考えているのは、みなさんご存じ「すもも太郎」です。
誰も知らん!
どういうお話かと言うと『ハダカデバネズミ』と『ネッシー』と『カモノハシ』をお供にして鬼退治に行くという、完全オリジナルストーリー。
似たような話が岡山県に有るという噂を聞きましたが、私は全く存じません。有名なんですかそれ?
すもも太郎生成
まずひさしぶりに主人公のすもも太郎を作ってみたいと思います。
Midjourneyは日本語にも対応はしているんですが、英語の方がクオリティが高めなので是非英語でプロンプトを書きましょう。
英検3級の力をみせてやるぜ。
まずプロンプトはこんな感じですね。
a boy wearing a peach patterned kimono,white background,ghibli style,illustrator,children's book,--niji 5 --ar 16:9
以前のプロンプトと同様にしたのですが、ずいぶん大人っぽくなっちゃいました。
でもちょっと影がある感じがいいですね。もう一緒に買い物とか行ってくれなさそうです。
以前のちんちくりんな主人公とは別人ですが、仕方ないですね。
でここから「cref」機能を使います。
この機能は、一度生成したキャラクターの顔を基準として、そのキャラクターを様々なポーズや表情、シチュエーションで再現することができるのだそう。
使い方は簡単でcrefの後に画像のURLを貼り付けるだけ。
以下のようなこんな感じですね。
a boy wearing a peach patterned kimono,white background,ghibli style,illustrator,children's book,--niji 5 --ar 16:9 --cref {URL}
おぉ!確かに一貫したキャラクターなってます。
画像を添付しただけだと服装の細かい部分が保ちにくかったんですけども、しっかり着物の柄なども再現されていますね。
あとついでに一貫したキャラを少しだけ変えられるか。
やっぱり「刀」を持たせたいですんよね。
桃太郎にはやっぱり「刀」は必要ですからね。…いや、すもも太郎ね!
うまく持てるかな?以前は頭からにょーんと刀が生えてたり、どうやって持っているんだ?的な違和感ある絵になってたんですが、
"with sword”をプロンプトに加えてやってみましょう。
a boy wearing a peach patterned kimono,white background,ghibli style,with sword,illustrator,children's book,--niji 5 --ar 16:9 --cref {URL}
こちらも結構上手に刀を持つことができています。
Midjourney全体のクオリティが上がっている感じがします。
やるねぇ~
お供を生成
さて、他のキャストも作っていきましょう。
『ハダカデバネズミ』と『カモノハシ』と『ネッシー』です。
クオリティが上がった姿をどうぞ
うぅ…こんなの可愛くないやい!
納得がいかない時は、良さげなキャラになるまで生成し続けるしかないですね。
同じプロンプトでも、何度かやっていると好みのテイストになる時がありますので、ある程度根気も必要だったりします。
でも「次はどんなのが出るかな?」という楽しみもあるので、個人的には色々試してみるのがMidjourney醍醐味だと思っていますよ。わくわくすっぞ!
あと今更ですが"whole body"とか入れてあげると体が途中で切れたりしないのでキャラ作成には便利です。
見切れた部分を予想して作ってくれるみたいな拡張機能があるAIツールなんかもあるみたいですけど、その辺は勝手に調べてクレメンス。
とかなんとか言っている間にネッシーの生成できました。
Nessie,white background,whole body,ghibli style,illustrator,children's book,--niji 5 --ar 16:9
色々と生成してもらって最終的には各キャラクターはこんな感じになりました。
「cref」機能+動き
人外のキャラクターも「cref」機能で一貫したキャラクターの生成が可能です。
同様のプロンプトに別の指示を与えると動きもだせるようになります。
試しにカモノハシをジャンプさせてみましょう。
platypus,white background,cute,jump,whole body,ghibli style,illustrator,children's book,--niji 5 --ar 16:9 --cref {URL}
2,3個ハズれたりしますが、使えるのが1つあれば十分です。右上なんか使えそうです。
何度も生成すれば、ポーズ数もかなり増やせます。
背景生成
あと背景も大事ですからね。作っていきましょう。
wilderness,ghibli style,illustrator,children's book,--niji 5 --ar 16:9
こうやって”ghibli style”っていれると、なんとなく絵本っぽい感じになるのでおすすめなんですよ。さすが世界のジブリですね。こんな感じで…
Midjourneyさん著作権を侵害しそうになっとるやないですか!!!
絶対ダメなのでモザイクかけておきます。危ない危ない。
ちょっと完成に近づく
そんなこんなで、キャラ生成した後で「CANVA」と無料の画像編集ツールを使いました。背景を消したり、ぼやかしたり、消したり意外と無料でできることは多いんですよ。
でも余裕がある方は、有料版で「CANVA」使いましょう。1000倍楽です。
夜中のテンションで作りましたので、文章はぜんぶ変えると思いますw
それにしてもMidjourneyは進化してますね。
他にもたくさんの機能があるのですがほとんど使いこなせてませんので、もう少し調べながら、残りのページを仕上げて、絵のクオリティももう少し上げられたらいいかなと思っています。
最終的には製本までしたい!またPart3でお会いしましょう。
See you next time!!!
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