見出し画像

ママフリーランス広報の「思てたんとちがう!」2023

こんにちは。
企業広報約9年、フリーランス広報3年生、永井と申します。
大阪拠点で、主に関西を含む「地方」企業様の取り組みを「全国」に発信する広報支援をしています。

思いがけず広報で独立したフリーランス1年目、2021年の振り返りはこちら

独立して1年経たずに妊娠出産した2022年の振り返りはこちらです。


この記事は、「PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2023」の12/03の記事です。

フリーランス広報3年目を迎えた2023年。
今年は子育てに追われ、仕事との両立に悩んだり落ち込んだり、ときに仕事に救われたり、感情の目まぐるしい一年でした。

実は私、子育てと仕事の両立を甘くみていました
産むまでは漠然と、「フリーランスとして仕事をしてる今の自分の働き方は、自由に在宅ワークもできるし子育てと両立しやすいのでは?」と思っていたし、実際産んでからも、ベビーベッドで眠る娘の隣でPCに向かいながら「子供がいても仕事の時間って全然取れるもんだよね〜」なんて悠長に構えていたりして。

全在宅ママさんを代表して自分でツッコミを入れておきます。
「節子、歩いてからが本番や!」と。

自分の考えがいかに甘かったかを思い知り、「思てたんと違う!」と心で叫び続けたママフリーランスのこの一年について、今日はまとめたいと思います。子供のことは個人差が大きいので、私個人の体験談として気楽に読んでもらえたら幸いです。

思てたんとちがう!
①ご指名はママ!!パパママで半分こは無理!


これが一番の「思てたんとちがう!」です。
パパとママで育児を半分ずつ分担、というイメージをしていましたが、実際はそんなにうまくいきません。去年のクリスマスから「ママ」と言い始めた娘。今はとにかく「ママ」「ママ」!!抱き起こすのもママ!牛乳をつぐのもママ!ヘルメットをかぶせるのもママ!自転車に乗せるのもママ!ドアをあけるのもママ!ママ!ママ!
ご指名ありがとうございます!!ママです!!
こんなに人から求められるのは人生はじめて!!

最近では「イヤイヤ期」らしきものも始まり、娘の要望どおりでないとしばらく物事が進まないということもあって、ご指名をいただくママは大忙しです。
娘が保育園から帰ってきてからも仕事できるよね〜これとこれを夫にお願いして……なんて思い描いていたあの頃。本当ーーに、思てたんと違う。

思てたんとちがう!
②めっちゃ風邪ひく!突然の入院にパニック!


保育園に通うまでは風邪ひとつひかなかった娘。健康優良児だった娘。
「小さい子はものすごく体調を崩す」とうわさでは聞いていたけれど、もしかしたらうちの娘は風邪もひかない奇跡の子かもしれないと思っていました。

でも、そんなことありませんでした。
今年の4月から保育園に通い始め、翌週はほぼ1週間熱が出て休み、5月のゴールデンウィーク前後もずっと熱が上がったり下がったり。(しかも急に40度近く熱が上がったりしてものすごく怖かった)それでも病院にかかりながら、休みながら、何とかかんとか保育園に行けていました。

そんな中、自分で主催する広報初心者向けのオンラインサロン『広報食堂』の受講生、講師、メディアの方々と打ち上げを行う予定だった5月12日金曜日。娘を両親にみてもらい、久しぶりに夜の会食へと出かけました。

早めに会場近くに到着して近くのカフェで仕事をしていた夕方、親から電話が。
「また熱が上がったから小児科に来たけど、今日のうちに入院したほうが良いと言われたわ…、親の承諾が必要みたい。いま、どこにいる?」
まさかの『入院』というワードに、血の気が引きました。
主催メンバーだけに「いまから娘が入院することになった」と告げ、うろたえながら病院に直行。その夜から娘と一緒に入院することに。

駆けつけた病院で先生が言うには、肺炎なので1週間から2週間は入院することになるとのこと。私自身、病気や怪我と無縁で生きてきたため、入院の予想以上の長さにとても動揺してしまいました。
クライアントさんの記者発表が控えていたことも気がかりで、どうしようと冷や汗をかいたのを覚えています。

コロナの影響で、付き添いは1名。面会も基本なし。交代するなら一瞬で代わらなくてはならないなどの制約もあり、娘と私、二人でじっくりゆっくりと向き合って過ごした1週間。
入院生活に慣れたと思った夜に、娘が突然点滴の管を引っこ抜いて腕が血だらけになるアクシデントなんかもあってなかなか刺激的な入院生活でしたが、回復は順調で予定より少し早い1週間で退院することができてホッとしました。

退院後、保育園にお迎えに行ったある日、たまたま一緒になったママさんが「こんなに体調崩すって思ってませんでした。なめてました」と心から絞り出すような声で言ったのを聞いたとき、今誰よりもその気持ちがわかる私は心の底から「わかります。私もです」と答えながら、少し泣きそうな気持ちになりました。

大きなブランケットでそのママさんを包んでハグしてお疲れさまって言いたい(そんな距離感ちゃうけど)。わかる。本当にわかる。みんながんばってる。ひとりじゃない。

娘は免疫がついてきたのか、最近は熱も出にくくなってきたな〜と思います。と、言った矢先に熱を出したりします(笑)子供の体調に安心できる日はまだまだ遠いなと感じる日々です。あぁ思てたんとちがう。

思てたんとちがう!
③昼飲みという幸福の選択肢


子育てとフリーランスの両立をしていて、これには救われたと感じる「思てたんとちがう」は、『昼飲み(酒)』という選択肢でした。

ここぞという仕事の会食や主催イベントのために、たまに出ることはあるものの、夫や両親に娘をお願いして夜のまちへ出ていくのはなんとなく後ろ髪引かれる気持ちもあり、かなり控えるようになりました。子供を産んだのだから、ママだから、という訳ではありませんが、仕事だから全然なにも気にならずに出ていくということは無くなったように思います。(なんだかソワソワする)

この制限が、妊娠前はわりとフットワーク軽く飲みに出ていた私にとって無自覚のうちにストレスになっていたようです。

ある日、フリーランス広報仲間との情報交換のために入ったお店で、そのあと打ち合わせも取材対応もないので「少し早めの時間だけど一杯だけ飲むか」とふたりで注文したあの昼ビール。久しぶりの乾杯、飲んだ一口が心に染み渡り、仲間とお酒を飲んで話せる機会がゼロなのか短くても1回でもあるのかでこんなにも心持ちがちがうんだな、と思ったのでした。実際、この時に仕事のもやもやもだいぶ解消されたように記憶しています。
(※注:広報の仕事の特性上というか、当時ひとりでひきこもりがちになって仕事をしていたわたしにとって、人と会って話すことは重要な仕事のひとつだと実感しました)
(※注2:普段は飲まずに仕事してます。←当たりまえ)

ペン字で昇段試験に通ったとき、仕事が一段落ついたとき、1人シャンパンで祝杯をあげたり、仲間と昼に軽く飲めたこと。回数はそんなに多くないですが、少しだけ誰かとお酒を飲めたり気兼ねなく飲めることがこんなに気分転換になっていたのかと自分でもとても驚きました。

仲間との乾杯、少しだけでも自由な時間、予想以上に重要。思てたんとちがう。

思てたんとちがう!
④仕事への熱い想い、やりがいが爆増


子育てをしながら働くことの大変さをつらつらと書いてしまいましたが、誤解のないよう声を大にして言わせてください。娘が私のところに来てくれて、日々とても幸せです。
道端に落ちてる葉っぱ、公園にある噴水、何気ないものにこんなに目をキラキラと輝かせる生きものがいるなんて。今まで見過ごしてしまっていたけど、日常って幸せに溢れてるんだなぁと私自身、心動かされる場面が増えました。

また、娘が生まれてから、仕事への想いに変化を感じています。
社会を少しでも良くしようとする取り組みを、経営者や仲間と共に世に広める仕事ができる。娘がこれから生きていく社会を、未来を、世界を、1ミリでも前に、少しでも希望溢れるものにできたら。今まで以上に、そんな想いを持って仕事に取り組むようになりました。
やりがいもより感じています。

とはいえ出産前のように頻繁に東京をはじめとする遠方に伺うことはむずかしく、関西圏でも以前ほどのフットワークでは動けない状態です。
けれど、こんな状態でも私を信頼してお仕事を任せてくださる方々、気にかけてくださる皆さまに、心から感謝しています。
子育てでドタバタして(というのは言い訳ですねすみません。もともとポンコツですが輪をかけてます)うっかりミスをやらかしてしまうことも多々……!皆さまの寛大な心に救われています(涙)

たくさんあるけど今年のやらかしナンバーワン級は、クライアント先社長の登壇を楽しみにしすぎて前日に会場に行ってしまったことです。いや前のめりすぎやろ。


登壇終わるまで言い出せなかった

原稿チェックで「ボーリング」を「ボウリング」と修正したつもりが何も修正できてないまま送ってしまったことも(つい最近)

ポンコツすぎるやろ自分…

うっかりミスに慌てたり、思うように進行できず落ち込んだり、ときにはうなされる日もありますが、これからも自分が心から共感し、素敵だなと思うクライアントさんの取り組みを1つでも多く世の中の人に知ってもらいたい!という想いで、何とかやっていきたいと思います。

1人でできることには限界を感じまくっているので、誰か一緒にやってくださる方がいるなら嬉しいです。(これはまた改めて)

2023年もありがとうございました。
2024年もよろしくお願いします。

広報ナイトやります


2023年12月26日(火)19:00〜24:00
普段は経営者や起業を目指す人たちが集まる『awabar』心斎橋にて、
主催する広報オンラインサロン「広報食堂」の女将3人で1日店長「広報ナイト」をやります。

場所はこちら
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/C8H81LrXQvsUEMjYA

メディアさんや広報さん、広報じゃないけど広報に興味がある人、久しぶりに永井に会ってみようかなと思ってくださる方、などなど。誰でもふらっと立ち寄ってください。私にとっては貴重な夜の外出なので、この機会にたくさんの方にお会いできたらとても嬉しいです。

皆さまに感謝を込めて。

よかったらX(@nagaichan1031)フォローしてください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?