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27歳、二重整形(埋没)するの巻


お盆明けに湘南美容で二重整形(埋没)しました。アイキャッチは2019年の私と、施術してから12日後の私。腫れもおさまってだいぶ落ち着いてきました。

思春期に発動したコンプレックスはほぼ無くなり、夫と仲良くふたり暮らしを続けていたのに。こないだ急に思い立って、整形に至りました。忘れないうちに、一重との戦いの結末を書き残しておきます。


15歳、アイプチへたくそ選手権で優勝できそうだった


細長い一重でずっと過ごしてきました。キツネ目、笑うと目がなくなる!とずっと言われてきていて。かわいいぱっちりおめめに憧れを抱きながら、ご多分に漏れず、思春期にアイプチやつけまつげで二重を試みていました。

でもね〜〜これ、本当に器用じゃないと難しい。手先がマジで不器用なので、全然うまくいかないわけです。テープはとれるわ、のりは剥がれるわ、つけまつげは変な形でくっつくわ。片方だけ取れて恥ずかしすぎて死にそうになったり、のりがポロポロまぶたにくっついて汚くなったり。不器用な一重にとって思春期は生き地獄でした。当時、一重を恥ずかしいと思い続けること、二重にする努力を怠らないことが宿命のように思えていました。つらいね。


私は結果的につけまつげ2枚重ねて無理やり持ち上げて、その間をアイライナーで塗りつぶしてました。あのときの私の目、写真見返したらめちゃくちゃおもしろい。


「二重に見えるメイク」なるものをファッション誌で見かけるたびに憂鬱な気持ちになりました。そもそも手先が不器用だし、ファッション誌に載っているようなコスメはお小遣いでは買えない。一重というだけで劣っている感がすごかったわけです。



18歳、「私を好きになってくれる」存在がコンプレックスを無くす


コンプレックスとアイプチうまくいかない苦しさが自分の中で大乱闘を起こす中、高校生のときに彼氏ができたんです。


「かわいい」「好き」「その目もいい」などと言ってくれる人がこの世にいたのか!と衝撃でした。決して美人ではないけれど、そういうふうに見て、褒めてくれる人がいる。ものすごい自己肯定感につながります。いくら同性や両親から言われても響かなかった、自分に足りないと思っていた部分を、めちゃくちゃに埋めてくれるわけです。革命でした。


それから大学生になって、付き合ったり付き合わなかったり、好きだって言ってくれたり言ったりしてを繰り返す中で、「この世の全員からは好かれないけど、何人かは私のことを好きになってくれるらしい」と気づきます。

もちろん見た目だけではなく、性格や私が持っているものも全部含めて好きになってくれるものだと思うのですが、「この見た目を乗り越えてでも好きだって言ってくれる人がいる」ことが本当に嬉しかった。


それからしばらく留学やらなんやらで見た目にかまう必要がなくなった時間を過ごし、二十歳に差し掛かるころにコンプレックスをほとんど感じなくなりました。

ときどき急に嫌になることもあったけれど、整形外科の料金表や施術内容を調べて、「高いなあ」「怖いなあ」と思ってやめるだけ。


Twitterでもこんなことを書いていました。



27歳、友人の具体的な経験談を聞く


夫と結婚してもうすぐ5年、まったく一重に悩むことなく過ごしていました。


しかしつい先日、二重整形したと友人が裏アカに書いているのを発見しまして。その人とは何度も飲みに行ったことがある仲で、私よりいくつか年上なんですよね。そのときなんとなく「あ、たしかにこの年齢になっても、二重整形に踏み切ってもいいよなあ」って思いだして。


すぐにLINEして、「いくらしたんですか」「どこでやったんですか」「どうでしたか」などと根掘り葉掘り聞いたら、自分が思っていたよりよっぽどハードルが低かったのだと気づきました。できそうじゃん、と。


だって、親知らず抜いたことあるし、二重整形の金額を出せるぐらい大人になったし。もう「まぶたを縫う」ぐらいの恐怖は乗り越えられるのではと思ったのです。


その夜、友人と同じメニュー、同じクリニックでカウンセリング(当日施術OK)予約を送って。3日後に施術をしてもらいました。



私の施術、こんな感じでした


8月17日。
14時、カウンセリングスタート。二重幅を決める。
15時半、施術開始。
16時、クリニックを後にする。


2時間で終わりました。なんとあっけない。

「二重幅を決める」については、もうほぼ医師の言う通りに従いました。普段からアイプチをしていないので、理想の幅がまったくわからなくて。似合うやつをお願いします!って丸投げしたら、形に合わせていい感じにしてくれました。

「蒙古ひだ」と呼ばれるものが私にはなかったようで、埋没でもきれいに形ができると言ってくれました。人生で初めて、心の中で自分の目を褒めた瞬間です。


ダウンタイムは1週間ほど。一番ダウンタイムが少ないとされるプラン(クイックコスメティーク・ダブル)にしたのですが、ふつうに腫れて、ふつうに痛かったです。当日から化粧OKって書いてあったけど、痛すぎて全然むりでした。4日目ぐらいには化粧してお出かけしても大丈夫なぐらいにはなりました。

施術はたしかにまぶたを縫っている感覚が怖かったけれど、ほんの一瞬だったし、もうほとんど気持ち悪さは記憶に残っていません。あっけねえ〜〜。


7万いいねまで広がった夫のツイート


自分で鏡を見ると、だいぶ「見たことない目になった」感じがすごくて、まだあまり慣れていません。アイプチしないから、二重の自分がすごく珍しい。おもしろい。

でも、ダウンタイム明けに会社の人に会ったときは、「気づかない」「自然だ」と言ってもらえて。たしかに、誰かが一重だろうが二重だろうが、そこまで気にしないものなんですよね。まぶたにシワ一本増える程度で劇的に変化はしないのだから、あくまで自分で楽しむものよな〜と思っています。



自分にとって一番の変化だったのは、とにかく化粧が楽しくなったこと。「まつげとまつげの間を埋める」「二重幅に塗る」などの独特な表現の意味がわかるようになったからです。アイライナーを買ったり、アイシャドウを買ったり。化粧している時間がすごく幸せになりました。やり方が今までと全然違うからとにかくおもしろい。


施術してからは、夫がとても励ましてくれました。腫れてるまぶたとにらめっこする私に「これは成功」「現時点でかなりいい」などと言ってくれて。ダウンタイムに褒めてくれる夫のツイートは、7万いいねまで広がりました。



施術には30万円かかりました。やらないままでもおそらく毎日楽しく過ごせたはずなので、やらない未来を選んでもよかったと思います。

でもやってみたら、違う顔になって、化粧が楽しくなって、コンプレックスとの戦いは終わりを迎えました。あと、写真撮るときに同じ顔しなくてよくなったのはとても嬉しい(一重のころ、目に光が入らないので、めちゃくちゃグロくうつっていた)。

だから素直に、やってよかった!と思っています。大人になってからでも、コンプレックスが薄まってからでも、二重整形は自分によく効きました。とてもいい感じです。

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