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【川崎の工場夜景撮影スポット】川崎市民が選ぶ、魅惑の工場夜景は近未来的SF映画の世界!

住宅街から工場街、多摩川の広大な河川空間から海へと変化に富んだ風景を楽しめ、都心へのアクセスもすごく良い。

県庁所在地ではない市の中で、日本最大の人口をほこるベッドタウン。

すごいと思いませんか?

その場所とは



川崎。

「川崎って工場があるところでしょ?何だか空気悪そうだよね?」←それ

「ラゾーナとか行ったことあるよ!音楽の街…だっけ?」←川崎市は細長いので、川崎駅周辺ネタって結構遠い。。

川崎っていうと、どうしてもちょっとハードボイルドなイメージなのか、恥ずかしさが伴ってしまうこともあるんですよね。

川崎はなぜ工業地帯と住宅街が両極化しているのでしょうか?

「川崎」の由来は、「川の先」。
多摩川の河口近くに市の中央が位置していたことにあります。「川先」が後に現在の「川崎」に変化したもので、多摩川は川崎にとって「母なる川」です。

南部は穏やかな丘陵地帯で、多摩川という水源を持つことから工業に適した土地であるため、戦前より「京浜工業地帯」の一角として、さまざまな企業の工場が建設されました。

全国的には「工業の街」というイメージが強い川崎ですが、もともと江戸と隣接していたため、武家屋敷が立ち並ぶ土地でした。(川崎あるあるより抜粋)

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川崎のイメージと現状。情報は絶対的に不足している!

県庁所在地ではない市の中で、日本最大の人口をほこる神奈川県川崎市。

ですが、書店の旅行ガイドブックコーナーを見ると、 両隣の東京横浜に比べ「これ」といった観光スポットが存在しません。

川崎の持っている魅力要素に対する認知度は低く、どうしても公害という負のイメージが付き、限られた情報でイメージが形成されていることが、統計でわかっています。

特に川崎市は細長いので
大規模工業地帯の南部と、住宅街の北部では、
区別されることが多く、
実際は、結構な距離があります。

中〜北部は平坦な土地が多いので住宅地向け!
横浜市青葉区を抜いて、神奈川県で平均年収が一番高い学区があり、
「工業地帯」という響きから想像するイメージは感じられません。

文化やスポーツの面でもミューザ川崎シンフォニーホールを核とした音楽のまちづくりの動きや、川崎フロンターレのJ1連覇など明るい話題も多くあります。

ここ数年、写真書籍やインターネットなどの影響で爆発的ブームになったのが工場夜景

工場夜景ブーム発祥の地として、バスツアーや工場夜景クルーズが定期的に組まれているほどの人気ぶり。
暗闇に浮かぶ幻想的な光景は、まさにSF映画のようです!

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実際に、工場地帯に行ってみると、電車やバスでも本当にアクセスしやすく、工場夜景を撮影・観賞できるスポットが無数にあります!

都心にも近く、気軽に近未来を楽しめるのがいいですよね。

ではいよいよ、
工場夜景の撮影スポットをご紹介します。

1. 千鳥町 貨物ヤード前 『線路×迫力の工場夜景』

いきなり登場の大本命。

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圧倒的な人気がある千鳥町エリア。

「千鳥町 貨物ヤード前」は、神奈川臨海鉄道の線路と、製油プラントのコラボレーションを間近で楽しめる、大迫力のスポットです。

工場地帯といえば、暗くてちょっと怖かったりもするのですが、観賞や撮影を目的に訪れる人が増えているのが、逆に心強かったり。

比較的工場に寄れるので、撮影は手持ちでも大丈夫ですが、三脚を立てている方もたくさんお見かけしました。

自分は車で行きましたが、市営バス「市営埠頭」の停留所が目の前にありアクセスしやすいのも良いですね^^

2. 東扇島東公園『海底トンネルを抜けるとそこは絶景だった』

海底トンネルを抜けた先にある、圧倒的優勝の絶景。

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川崎の工場夜景といえば、個人的には東扇島東公園!
治安や安全面を考えるとこの場所は、必ず起点になると思います。

人工海浜を有した広大な園内では、海と空と緑を満喫でき、飛行機や大型船舶などを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

海辺には遊歩道やベンチがあり星空観察にも適しているかも!

静かな場所ですので、ドライブデートにもオススメです♡

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人口海岸。まるで異世界にまよいこんだようです。

ちどり公園から歩いて渡れる海底トンネルがありますので、そちらも面白いです!
◆入口を記載した関連記事
川崎の歩いて渡れる海底トンネル&外界からアクセス不能の秘境駅

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3. 東扇島西公園『トワイライトは展望広場から』

釣り人に人気の好立地!

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東扇島西公園は、東公園のような派手な景観はありませんが、ゆっくりと夜景を鑑賞できるスポット!

個人的にはトワイライトタイムがおすすめ。
製鉄所を中心とした対岸の景色は、お台場と横須賀を足したような明るめの雰囲気でエモ。

西公園内は、障害のある方の利用も考えて段差が無いよう整備されており、
展望台の頂上へもスロープになっています。

私も車椅子を押してや、幼児を抱っこして訪れたことがありますよ😊
バリアフリーのトイレもあり。

4. 浮島町 JXTGエネルギー前『至近距離から特徴的なプラント』

標準ズームで至近距離の迫力。

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浮島といえば、羽田空港の離着陸機の真横が撮れる「穴場スポット」!
インター出入口があるので、アクセスは悪く無いですが、圧倒的にマイナーな場所なようです…。

そんな浮島エリアの、「かわさきエコ暮らし未来館」に隣接した道路からは東燃ゼネラル石油のプラントやタンクを間近に見渡せます。

道路幅が比較的広いので開放感があります。

5. 浮島町 貨物ヤード前 『圧倒的SF感』

JX日鉱日石前から東燃ゼネラルを臨む。

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道路の両脇が工場になっており、あらゆる方向が工場夜景のプレミアムなスポットです。

特に道路をまたがってパイプが宙をまたがっている光景などは、圧倒的SF感です。

6. ちどり公園 『海底トンネルの入り口は猫の街?』

パノラマ風景×臨海公園。

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ちどり公園は、工場夜景で有名な千鳥町の中でも穴場スポット。
樹木に囲まれた緑豊かな臨海公園で、公園内にある船の形をした展望台からは、京浜運河を航行する船や、東扇島などを眺めることができます。

公園内には『歩いて渡れる海底トンネル』の出入口あり。猫が多いのが相まって、訪れてみるとRPGで異世界へ誘われる気分になります。

7. 川崎マリエン 『富士山と夜景を一望』

展望台から川崎の工場夜景が360度。

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川崎マリエンは市民と港の交流を深めるために生まれたコミュニティー施設です。
10階にある展望室は無料で、四方に設置されている望遠鏡もなんと無料!

川崎の工場夜景はもちろん、ゲートブリッジや、東京都心、東京タワー、東京スカイツリー、トワイライトタイムには富士山まで見渡せることも。

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8. 千鳥橋 『ドライブの締めくくりに』

車窓からも工場夜景を見てみよう♪

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川崎の工場夜景撮影スポット巡り、いかがでしたでしょうか?

たっぷり堪能した帰り道には、千鳥町から川崎駅をつなぐ千鳥橋からも、美しい夜景が広がります♪

デートスポットにどうぞ〜!とオススメするには、ちょっと秘密のハードボイルドな雰囲気かも知れないですが、海に、釣りに、歩いて渡れる海底トンネルに。非日常な世界に行くにはとても楽しいのです。

夜はド迫力の工場夜景と星を見ながら冒険気分!!
そんな楽しみ方もあるのではないか!と思うんです。

また川崎マリエン付近はバリアフリーが整っておりますので、子供からお年寄りまで満足できる魅力がたくさんあります。

空気の悪さや、エリアごとの治安については、事前に体験談を読んでおくと参考になるかもしれません。

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浮島公園より。飛行機も大迫力!D滑走路も見えます。

みなさまにとって、良い旅となりますように。
Have a nice trip♪

◆本記事はこちら!


□ 前田 紗希(ぶん・しゃしん)
作曲、アレンジ、ドラム、鍵盤プレイヤー、時々フォトアーティスト。旅の風景×インストゥルメンタルミュージックをテーマにした日本の音楽レーベル「studio iota label スタジオイオタ」代表。
周りの人が楽しんでいたり、笑っていたりする時間が好きです 。ひとつひとつ恩返しをしながら、小さな幸せを探して、風のように居たいです。

■インタビュー『灯台もと暮らし』
【かぐや姫の胸の内】遠回りが正解になる人生だってある。歌のない音楽「インストゥルメンタル」の魅力をもっと広げたい|studio iota label代表・前田 紗希

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【studio iota label】

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日本のレコード会社studio iota labelではCDの制作・販売、WEBコンテンツの発信、企業のWebライティング、動画BGM製作、アーティストやお店などの写真撮影、作曲・編曲事業、レコーディング・ミックス事業などを行っています。

【ウェブサイト】http://www.studio-iota.com/
【Facebookページ】https://web.facebook.com/iotabi
【Twitter】https://twitter.com/nagareruiota


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