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メッセージのこもったコーナーキック

すでに先月の試合になってしまったけど、いろんな人やいろんなメディアが取り上げていて今更感想をかいてもねーと思っていたけど、やっぱり記録として残しておかないとね。

ということで、川崎フロンターレVS横浜FCの中村俊輔です。

フロンターレVS横浜FCでない、あくまでも川崎フロンターレVS中村俊輔です。
そこしか注目していません。なぜなら中村俊輔サポだからです。

ということで、まず、この試合のダイジェストのリンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=BAspCPgwJYc

田中碧選手にフェイントで抜かれたシーンもあります。田中選手、お見事でした。

前半だけかと思っていたら後半も俊輔くんのプレーが見られました。
後半すぐにフロンターレの旗手選手に得点を許した直後、横浜FCに初めてのコーナーキックのチャンスがきました。

https://twitter.com/i/status/1308726681188827145

蹴るのはもちろん俊輔くん。いつものように右手を上げてから蹴ったボールは上から降ってくるような弾道。俊輔くんに限っては、こんなボールはぜったいにピンポイントで誰かを狙ったもの。以前、サッカー実況で有名な倉敷さんが、日本代表監督史(Jスポーツ)の解説の中で「よくコーナーキックなどでピンポイントと言いますが、本当にピンポイントに蹴れるのはこの人だけだからなあ」と俊輔のキックへの感想を言っていました。ピンポイントで狙っていたのは誰か?

その誰かはもちろんカズさんのはず。
カズさんと一緒にスタメンとわかった時から、俊輔くんはカズさんにゴールしてもらうことを自分へのミッションにしたんじゃないだろうか。もちろんチームプレーを第一にプレーしただろうけど、カズさんへのアシストは永遠のサッカー少年としての俊輔の夢だろうから。

動画を見てもボールは11番(カズ)の前のスペースに落ちてきている。
ゴールした小林選手の背中が出てこなかったら、間違いなくカズさんの前。カズさんもダイレクトで打つイメージだったんじゃないのかな。

コーナーキックの動画を何度もみていると、また興味深いことが見えてきた。
コーナーキックの準備をして俊輔が手をあげたとき、カズさんの前にはスペースはなかった。それどころか前に敵味方3人ほどがいた。
俊輔くんが助走に入ったらカズさんの前にいた瀬沼選手だろうかキックのサイドの方に走ったので周りの川崎の選手が引き連れられて動いた。カズさんの前にぽっかりとスペースができた。
俊輔くんのキックはこのスペースを確認してから蹴られている。間違いなくピンポイントでカズさんの足元に落ちるボールを蹴ったのだ。

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ところがボールがカズさんの足に落ちてくる前に、川崎のディフェンスに押し返された小林選手の背中に当たってゴールに入った。小林選手もカズさんの前のスペースを守ろうとしていたみたいに見える。セットプレーに関わったみんながカズさんにゴールを決めてもらおうとしている。そんな感じに見えた。
俊輔くんが狙ったカズさんのゴールはまぼろしになったが、待望の得点。カズさんは真っ先にゴールの中のボールを拾うと、もう1点取ろうよと言わんばかりにセンターサークルに向かって走り出した。笑顔の俊輔くん。久しぶりに見たいい笑顔。

その後も、70分過ぎまで献身的なプレーを続けて、交代したが、後半線の献身的な守備にも川崎フロンターレサポさんを感心させるプレーがあったようだ。その方の記事によると記憶にある限り、等々力で、このエリアで抜きにかかった三笘選手が1人も抜けずにノーファールで止められたのはこれが初めてだというのだ。俊輔くんは自分のエリアで三苫選手を自由にさせなかった。最近の川崎フロンターレの得点は三苫選手から始まっているのが多いと言われているほど起点になっているプレーヤーとのマッチアップはどんな感想をもったのだろう。

この試合を川崎側の視点で書かれた素晴らしい観戦記事(上記のサポさんのnote)を紹介します。

横浜FCのフロンターレ対策:深いライン(9月23日フロンターレ対横浜FC戦
全編通して読んでいただきたい。相手チームのことをここまで丁寧に書いてくれて感謝です。

その中の
レジェンドたちの献身(9月23日フロンターレ対横浜FC戦
俊輔ファンには心にしみる文章だと思います。
三笘選手との攻防部分はおそらく川崎フロンターレサポさんじゃないとわからない部分でしょう。
俊輔サポには本当にありがたい文章です。

この試合は川崎フロンターレの中村憲剛選手が大怪我から復帰して初のスタメン出場試合でもあったのです。
試合前のミックスゾーンで二人の中村くんが長いこと話をしている姿もファンには嬉しいシーン。

横浜FCの若くて勢いのあるプレーに試合の中でのドラマや深みを与えていけるのがカズや俊輔たち。
印象に残る試合は監督が作るものではないなあと感じさせてくれた川崎フロンターレVS横浜FCのレジェンドたちにブラボー!


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