人生において、シンプルなことを継続するのが難しい
多くの場合、真理はシンプルです。
例えば、肌をきれいに保つために重要なのは、洗顔や保湿、紫外線対策といった外側からのケアと、腸や肌に悪い物を食べない、よく寝る、といった内側からのケアです。しかし、そのたった二つのことを淡々とやり続けることが、何よりも難しい。
もし肌をきれいにしたいと思った人がいたら、その人はネットや本などで肌をきれいにする方法を調べ、化粧水や日焼け止め、肌に良い食材などを購入するはずです。そして睡眠もきちんととる。一週間くらいは、そういった生活を継続すると思います。
ここまでは普通です。
それを一ヵ月、三か月、半年、一年、三年と継続していく。
それが最も難しい。
期間が長引けば長引くほど、脱落者が増えていくからです。
体内の細胞の新陳代謝を考えると、ある程度の期間、そのケアを継続しなければ、肌がきれいにならないことは明白です。しかし、ひとつのことを黙々とやり続けるためには、強い動機や信念だったり、飽きずにやり続けられるような工夫が必要になります。そこまでの強い想いを持つ人は少ないので、結果的に三日坊主で終わってしまうことが多い。
ある分野に関する「この基本さえ守っておけば大体のことは上手くいく」という知恵は結構、本やネットを調べれば分かったりしますが、それをやり続けることこそ、実は難しい。
似た例を挙げると、積立投資の継続購入や部活の基礎練なんかもそうです。続けることではじめて、その効果が複利的に生まれていく。けれど、どこかのタイミングで「もう、やめたいな」という誘惑に負けてしまいそうになったりする。
「一年間、毎日○○時間勉強し続けたら、誰だって〇〇大学に受かる」というような言説も同じです。それができれば確かに受かるかもしれませんが、その毎日○○時間勉強し続けること自体が難しい。
ここで大切なのは、行動し続けることです。「地球は行動の星である」とは実業家で有名な斎藤一人氏の発言ですが、私もそう思います。
常に大事なことは"JUST DO IT"の精神だと、自分は思っています。
言葉にするのは簡単だけど、行動に移すのは難しい。
私は、やる気を出すコツは「まずやってみること」だと思っています。
やる気があるから何かをするのではなく、
何かをするからこそ、やる気が出てくる。
だからこそ毎日、継続することは大事であり、シンプルだけど、それが最高の人生戦略だと思うのです。
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