BIG BOSS日ハムに魅力を感じるわけ
今年、混戦パ・リーグの中で、1つだけそこに混ざれないチームがあります。
最下位、日本ハムファイターズです。
パ・リーグは8/8現在、1位から5位まで5.5ゲーム差とどこが優勝してもおかしくない状況です。
その中で、最下位日本ハムは5位と7.5ゲーム差をつけられて最下位です。
しかし、そんな勝てない日本ハムですが個人的にとても魅力を感じています。
そのわけを考えてみました。
チーム全員が楽しそう
書いた通りですが、とてもぶっちぎりの最下位とは思えないほど、楽しそういにプレーをしているのがとても印象的です。
プロ野球というのは勝たなければファンはつかないし、選手も結果を出さなければ給料をもらえないどころか、クビになってしまいます。
そのためか、なかなか楽しそうにプレーしている選手やチームというのは見たことがありません。
ヤクルトにいた宮本選手は「プロに入ってから野球を楽しんだことはない」と言っているくらい、プロ野球というのは厳しい世界なんだと思います。
だからといって日本ハムに厳しさがないとは思いません。
キャンプでやっていた緻密な野球のすり合わせや、固定されないスタメンなど、やはりプロ野球であることに変わりはありません。
その厳しい世界で楽しそうにプレーしている姿にとても魅力を感じます。
若手が躍動している
去年に中田翔、西川遥輝、大田泰示など主力がゴソッと抜け、戦力的には12球団の中でも下であることは間違いないでしょう。
それでも、松本剛、万波中正、吉田輝星など去年までは全く日の目を浴びなかった選手たちが躍動しています。
BIG BOSSが就任当初に「全員出す宣言」をしたことにより、チャンスをもらえなかった若手が必死になってチャンスをつかもうとしている姿が印象的です。
前監督、栗山監督はBIG BOSSとは対称的に贔屓が多いイメージでした。
不調でも中田翔を4番で使い続けたり、斎藤佑樹に開幕投手を任せたり・・・
今いるチームの顔を前面に出すことでチーム作りをしてきたように感じます。
一方、BIG BOSSは主力が抜けたということもありますが、どちらかというとみんながスターの素質があって、誰がスターになれるか見定めているように見えます。
ギリギリまで日本にいなかった、日本の野球を知らなかったというのもあるかと思いますが、先入観なしで選手を使うことで、これまでレギュラーだった選手も全く使われなかった選手も必死になってチャンスを掴もうとしているのが見ているこちらにも伝わってきます。
こういう起用もプロ野球では前例がないのではないでしょうか。
僕とチーム作りの一致
これが1番見ていてストレスがないのかもしれません。
パッと見結果が出ていないように見えますが、この戦力で良く戦っていると思いますし、惨敗があまりないというところが健闘の証だと思います。
接戦を落とすのはシンプルに戦力差なのかなと感じています。
プロ野球は長いです。140試合くらいあります。
その中で落としてもいい試合というのはいくらでもあります。
しかし、日本ハムはチャンスを掴むために必死なので、どの試合もどんな展開でも全力で諦めません。
だからこそ、常に面白い試合をしているのかなと感じます。
僕はチームの力というのは1番力のない者に合わせられると考えています。
ですので、チームを作っていくうえで1番に着手したいのは力のない選手の底上げです。
※力のないというのは能力もですが、意識や考え方のことも含めております。
それをBIG BOSSは全員出す宣言ではっぱをかけました。
日本ハムは様々な選手が出ますが、誰が出ていてもそれなりに試合にはなっています。
そこが非常に面白いし、僕が目指すチームな気がします。
9人が上手ければいいチームではないのです。
また、楽しんでやっているというところにも共感出来ます。
僕は委縮してしまうと結果が全く出ないタイプで、伸び伸びやることで結果も付いてくるタイプです。
まずは楽しむこと。そうすることで結果は伴ってくると信じています。
(もちろん最低限の練習をしている前提で)
また、劣勢でもチーム全体が楽しんでプレーしているチームは、相手からするととても不気味ですし、そういうチームは終盤にひっくり返すことも多くあります。
その楽しむという行為をBIG BOSSが率先してやることで、チームの雰囲気が明るく魅力を感じます。
少なくとも同じ最下位を走っていた去年のチームとは雰囲気が全く違います。
プロ野球という厳しい世界でも、楽しむ野球をすることで大きく飛躍している選手が多くいます。
アマチュアならプロ野球以上に楽しむことは可能だと思いますし、そういうチームを作っていきたいですね。
というか大学時代は作れていたので、作れないわけがないんですよね・・・(笑)
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