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子供のため?自分のため?

最近はバッティングスクールの日数を増やして、子供の成長をサポートする日々です。

僕自身、こういったスクールに通った経験はほとんどなく、どういうご家庭がスクールに子供を通わせるんだろうなぁと考えたりもします。

これまで1年以上教えてきて基本的にいくつかのパターンに分かれているような気がします。

①誰かの紹介
②子供の技術向上
③家で練習しないから

くらいでしょうか。

もちろん、理由はこれ以外にもあると思いますし、これらが合わさって通われているご家庭もあると思います。


②は子供が自発的にうまくなるためにスクールに入りたいというパターンは稀だと思っています。

つまり、保護者が上手くなってほしいという思いを持ってスクールに通わせるパターンが多いです。

もちろん例外はありますが、どちらにせよ最終決定権はほとんどが保護者が持っているはずなので、どのパターンの保護者も熱量に差はあれど、子供に上手くなってほしいという思いがあります。


教えている側からすると、子供がどうしたら上手くなるのかに向き合うだけなので、保護者の熱量はあまり気になるポイントではありません。

もちろん、熱量があってレッスン後に質問をしてくれたり、土日の内容を細かく教えてくれて、「こういう悩みがあるんです」といったことを教えてくれた方が指導しやすくなります。



ただ、1年以上指導していますが、1つだけ困ることがあります。

それは

”技術指導をしたがる保護者”

です。


こちら側が教えていることを意識するように言ってくれる保護者はめちゃくちゃありがたいのですが、
教えていないこと、もっと言うと教えたことと違うことを教えている保護者をごくごく稀にいらっしゃいます。

もちろん、自分の子供なので上手くなってほしいという思いがあるのは理解していますし、だからこそスクールに通わせているのだと思います。

いろいろなことを教えるのは悪いことではありません。

ただ、相手は小学生なのです。
どっちが正しいかなんてまだ分別がついていないのです。


レッスンのときに子供が凄い小声で
「お父さんにこう打てって言われました。」
と言ってくるパターンが稀にあります。

その時の子供の迷った顔を見るたびに心が痛みますし、辞めてほしいなと思います。

そのことを保護者に伝えるにも
「お子さんが言ってました」
と言うと、まるで子供が悪いみたいになってしまうため、それも出来ず・・・

チームで指導されたというなら仕方ないと思いますが、お父さんお母さんに言われたとなると正直困ります。


ご自身で指導したいなら、経験者とかで指導できるならスクールに通わせる意味はあるのでしょうか。

本当に子供に上手くなってほしいという思いがあって、スクールに通わせているなら、言いたいことがあってもこらえるべきだと思います。

もし、我慢できないなら指導者に相談してみてください。

そこでレッスンの内容を変えることも可能です。


子供のため子供のためと尽くしていることが自分のためになっている方がたまーにいらっしゃいます。

僕も指導者として肝に銘じて指導していきたいと思います。


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