バイト応募の電話さえロクにできないほどのコミュニケーション障害だった僕が、フリーライターになって取材やセミナーができるようになったワケ

 
こんにちは。nagatouchです。

栃木と東京の二拠点で活動するフリーライターです。
記事の企画や、コンサルじみたこともやっています。

これまで数記事を
投稿してきまして、

ありがたいことに
そこそこいいねや閲覧数も
増えてきています。
 
とはいえ
 
どこの誰かもわからないヤツから
偉そうにノウハウ語られても
納得しづらい部分があったと思うので
 
この記事で
自己紹介をかねて
ライターになるまでの経緯
簡単にお話していこうと思います。

フリーライターとして
ちゃんと仕事をしていきたい人にとっては
歩み方は1つの参考になるかもしれませんし、
 
人付き合いが苦手な人には
良い励みになるかもしれません。
 
今後他の記事を読むときにも
理解が深まると思いますので
ぜひ最後までお付き合いください。
 
 

重度のコミュニケーション障害

 
・・・
 
さて、今でこそ
ここで偉そうに語っていますが
 
20歳ごろの僕は
言いたいことは何も言えず
誰とも目を合わせずに
影のように生きていた人間でした。
 
「あ・・」とか
「う・・」とか
話し始める度に
変につっかえていましたし、
 
話しかけようとして
タイミングを逃して
ぷいっと顔を背けたこともあります。
 
苦手を克服しようと
居酒屋バイトに応募しようとしても
電話番号を押そうとするだけで心臓バクバクです。
 
2時間くらいたって
ようやく覚悟して
電話をかけようとしますが
 
「今は忙しいかもしれない。」
なんて言い訳を考えて
やっぱり辞める、ってことを
3日間くらい繰り返しました。
 
そして、ついに
番号を間違いなく押し終わると
すぐに相手が出てきました。
 
「はい。○○ですけれども」
 
そう耳に入った瞬間に
何十回もシミュレーションした
会話のパターンは一気に真っ白です。
 
「あ、う、えっと、バイトです。」
 
たしかそういうことを
発した気がします。
 
「えっと、日本語わかりますか?」
 
外国人だと間違えられました。
 
 
・・・このくらい
重度のコミュニケーション障害だった
ということです。
 
 
 
過去にいじめがあったり、
入院したのに誰もお見舞いに
来てくれなかったりして
 
高校卒業時には
完全にコミュニケーションが
トラウマ
になっていました。
 
一浪したのに
センター試験の点数は
現役の頃と10点しか変わらず、
 
一浪で低ランクの大学は嫌だからと
東京の専門学校に入ることにしました。
 
 

武器も持たずに就活戦線に飛び込む日々・・


 
上京後、

専門学校1年目後半に
待ち受けていたのが
 
就職活動でした。
 
当時はライターのラの字も
興味がなく
 
安定的に、堅実に
淡々と生きていくために
周りに流され就活をはじめました。
 
しかし、
当然ながら選考は
うまくいくはずもありません。
 
自己アピールと言ったって
これといって長所もないですし
口からは思うように言葉が出ませんでした。
 
「志望動機は?」
とお決まりに聞かれますが
 
「なんとなく」
なんて本音は語れず
嘘に嘘を重ねてしゃべりますから
表情も余計にこわばります。
 
 
 
2月に始めて、
7月頃まで内定ゼロでした。
 
しかも、
面接が通ったことは
一度もない状態でした。

 
 
クラスメートの多くは
早々に内定をもらっていましたから
バーベキューしたり海に行ったりして
夏を堪能している様子。
 
一方、僕は
コンクリートジャングルで
ひたすら面接に行き、
後悔を引きずって帰る日々。
 
周りの人は、
水着になって
水を掛け合ったりしている。
  
僕は、
汗で張り付いたワイシャツで
ひたすら都会を練り歩いている。

 
このギャップが
たまらなく嫌で、
激しい劣等感に襲われました。
 
 

フリーライターに出会う
 

「このままじゃヤバイ!」
 
と危機感を覚え、
解決策を考えるようになりました。
 
コミュニケーションが
苦手だったので
”人慣れ”しようと
オフ会交流会の類に行きまくりました。
 
最初はほぼ会場の隅で
立ち尽くすだけで、
話しやすいかと思ったら
ネズミ講だったりして、散々でした。
 
ロクな人に出会わず
コミュニケーションも
一向に改善されず
 
もう会うことさえやめようと
諦めかけていたころ、
 
・・・忘れもしない
2012年10月。
 
僕は初めて
文章を生業としている人に
出会うことになります。
 
 
 
交流会で出会ったその人は
当時21歳。
 
僕とほぼ同年齢で、
大学生でありながら
ライターとしても
活動しているとのことでした。
 
見た目は普通で、
どこにでもいるような
大学生そのものです。
 
僕はライターという職業が
現実に存在している事自体
正直ビックリしました。
 
好きなことを
仕事にしている人

初めて出会いましたし、
 
実際にそれで
普通のサラリーマン程度に
収入が得られているというのですから
それも衝撃的でした。
 
 

貧乏だったけど、幸せだった毎日


 
僕は彼に完全に感化されて
『自分も好きなことを仕事にしたい!』
と思うようになったのです。
 
これが僕が
ライターを志すキッカケです。
 
・・・とはいえ、
 
文章を仕事にするといっても
最初はほぼ何もできませんでした。
 
仕事のとり方もわからなければ
文章もそれほどうまくもないですし
右も左も分からない状態です。
 
取れてもコピペで終わるような
100円とか500円程度の
小銭稼ぎのようなものでしか
取れない状態でした。
 
なので、
ここは素直に
先輩である彼にいろいろと
聞いてみることにしました。
 
アドバイスをもらいながら
小さな仕事をやっていき
徐々に慣らしていきました。
 
些細な仕事でも
きっちりこなして、
実績として積むための
修行だと思って取り組みました。
 
ライティングに関する本は
読み漁りましたし、
 
面白いと思ったブログは
必ずブックマークして
何度も読み返しました。
 
イケてると思った
セールスページは
一字一句写経したこともあります。
 
 
 
正直、最初は
普通にアルバイトしていたほうが
良かったくらいの収入でした。
 
生活も切り詰めながら
なんとか節約して
たまに派遣バイトをして
飢えをしのいでいました。
 
それでも、
僕はやめようとは思いませんでしたし、
お金はなくても充実していました。
 
好きなことをやって
収入が得られて、
スキルアップもできて・・・
これほど幸せなことはなかったからです。
  

タダ飯できるようになった

 
それから、
少しずつ雑誌の取材や
インタビューなどの仕事を
もらえるようになりました。
 
初めて飲食店を
取材した時は興奮しましたね。
 
自分で電話してアポを取り、
カメラマンをアテンドして、
「美味い美味い」
と言いながらインタビューをするわけです。
 
普段だったら聞けないような
細かいこだわりや
料理人としてのポリシーを
聞けるのは貴重な体験でしたし、
 
継続するコツや
長く愛されるコツなども
取材を通して知ることができました。

何より、料理は経費でいただけましたし。
 
 
 
ライターという仕事を通じて
書くこと以外の楽しみ
堪能できたのは意外でした。
 
僕はいつの間にか
人に対する苦手意識も
薄れていきましたし、
 
何より書き続けたおかげか
言葉にも説得力が生まれてきて
トークも相手に伝わりやすくなりました
 
ときに人を笑わせたり
感謝されたり尊敬されたり
良い思いもたくさんありました。
 
ライティングの知識やスキルも
ある程度蓄積されてきて、
セミナーやレッスン業も
たまにやるようになったので
 
書かなくても
もらえる収入

出てくるようになりました。
 
書いてもいいし、
書けなくてもつぶしが利く
という状態になったのは
大きな変化だったと感じています。
 
 

東京と栃木を行ったり来たり


 
・・・今では
 
地元栃木に戻ってきていて、
たまに東京にも行きながら
仕事をしています。
 
今までの縁で
仕事をもらいながら
カエルや虫の声を聞いて
執筆をする毎日です。
 
空気や食べ物はおいしいですし、
騒音も混雑も少ないので
ストレスは大幅に減りました。
 
家賃も物価も安いので
そこまで死ぬほど
仕事しなくていいですし、
 
ちょっと頑張れば
まあまあの贅沢はできます。

 
 
 
良いメンタルで
記事が書けるようになるので
東京にいるよりも
少ない時間で快適に仕事しています。
 
そしてたまに
東京に仕事や遊びに来て
刺激をもらっています。
 
たまにセミナーをして、
たまに教えています。
 

 
・・・カッコつけると
 
『デュアルライフ』というやつです。
  

やめる理由がなかった


振り返ってみて、
 
どうしてこれまで
ライターを続けられたのか
というと、
 
好きだったから
そして
辞める理由がなかったからです。
 
楽しんで仕事をしていて、
お金ももらえていたんですから
投げ出すなんて発想がないです。
 
仮に、何か別の職業になったとしても
休日に副業として
ライターすることはできるわけですし、
禁じる理由がありません
 
文章アレルギーにでもならない限り
この先もやめないでしょうね。
 
 
 

文章のチカラってすげー!


僕の人生は
文章やライターを通して
大きく変わりました。
 
ライティングしてなければ
今ごろどうなっていたか、
想像もできません。
 
孤独に誰とも話さないで済むような
アルバイト生活を
送っていたかもしれません。
 
それほど、
文章のチカラは大きいってことです。
 
 
 
僕は、文章の威力を
もっと多くの人に
知ってもらいたいですし、
 
性格やライフスタイルまで変え得る
魅力的なスキルであることを
体感してほしいです。
 
そして、僕自身
この仕事や文章のチカラを
まだまだ持て余していると
感じています。
 
(もっとやれることがあるのでは?!)
 
と今もあれこれと
模索している状態です。
 
 
 
これからも、
僕が持っている知識やノウハウ、考え方など
どんどん発信していきたいと思います。
 
5年間で培ってきたもののすべてを
ここで共有したいと思っています。
 
僕の記事を通して
文章を書くことの面白さを
少しでも感じてもらえたら
嬉しいです。
 
そして、
 
何か1つでもあなたのプラスになって、
充実した毎日を過ごせるようになれば
と思っています。
 
記事を書きたくて
ウズウズしてくるように
サポートしていきます。
 
 
今後ともよろしくおねがいします!
 

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
 
  
nagatouch

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