見出し画像

第15回JBCF伊吹山ドライブウェイヒルクライム 一般/男子D 第5位 入賞

第15回 JBCF伊吹山ドライブウェイヒルクライム
カテゴリ:一般/男子D(40~49歳)
日時:2024年4月14日(日)男子D 9:40スタート
場所:岐阜県不破郡関ヶ原町 伊吹山ドライブウェイ(フルコース)
天候:快晴 
気温:半袖で十分。暑いぐらい

【目標】
表彰台に立つ
最低でも6位入賞
ゴールタイム50分切り

【機材】
フレーム:S-WORKS Tarmac SL6 リムブレーキ
ホイール: BORA ONE 35 AGILEST FAST 25C
ギア:フロント 50-34  リア 11-28
重量:約7.1kg
ボトルケージ、ボトルにドリンク半分、サイコン込み。

【当日まで】
日 ちくさ高原ヒルクライムレース Aクラス3位
月 50分 L1 回復走(伊吹山フルコースの動画を見ながら)
火 2.5時間 L2
水 1時間ほぼ全力のワークアウト+クールダウン
木 TGW (SST)
金 2時間 L3+30秒サージ
土 L2+ダッシュ+クールダウン 1.5時間

【レース当日】
4時半起床
水分、干し芋50g、冷凍焼きおにぎり1個、シリアルを食べる。

レース前の食事

軽く身体を動かして腸に刺激を与えて程なくして1回目の軽量化。59.7kg
今回は自宅の車が使えないので知り合いが運転する車に同乗させてもらう。5時半に迎えに来てもらって出発。運転してもらうのってこんなにも楽なのか!ってぐらい助手席でくつろいでいた(笑)
車内で2回目の朝食(干し芋100g、冷凍焼きおにぎり2個、エネルギージェル、炭酸数500mL)
多賀サービスエリアでトイレ休憩。2回目の軽量化。
7時半頃に関ヶ原製作所駐車場に到着。
受付のあるメナードランド跡地まで自走でアップを兼ねた移動。
受付を済ませて準備をしているときに3回目の軽量化の波が。
トイレ待ちの行列に並んで無事に軽量化完了。
レース前日と当日朝の食事を固定しておくことで腹痛もなく安全安心に3回軽量化できるルーティンが固まった。

アップはほとんどできなくて、関ヶ原製作所~受付~招集場所の移動だけ。
しかも交差点での2段階右折待ちの自転車渋滞で待ち時間の方が長かった。


【コースプロフィール】

出典:「第14回JBCF伊吹山ドライブウェイヒルクライム」テクニカルガイドより

距離 15.3km
最大高低差 1031m
平均斜度全体 6.7%

【作戦】
なし!(笑)
規模が大きいレースなので参加者が多い。一般男子Dのカテゴリだけで250人弱のエントリーがあり強者も多いはず。誰が強いとか要注意位人物とかは見知った数人しかわからない。
動画で予習はしたけど、自転車で走ったことがなければ車でも走ったことがない完全に初見なコース。途中に少し下りもある全体的に緩急ありの正直、苦手なコースプロフィール。
なので、無理のない範囲で先頭集団についていき、千切れたら脚の合う人と回すか独走を覚悟。
初めて過ぎて作戦なんてあってないようなものである。

【9時40分 レーススタート】
展開がよく分からないのでとりあえず前の方に並ぶ。
というか最前列だった。

スタート直後は先頭にいた気がするけどあまり覚えていない。
直ぐに抜かれたけど前は10人以下か?顔なじみの強者と強いと噂の選手ばかりだ。
7番目か8番目あたりをキープして走るも先頭の引きが強くて、前との車間が開き気味になってくる。千切れないように車間を詰めようとして脚を使う。これがかなりキツい。
開始10分も経たずに「これ絶対に最後までもたないやつだ」と悟る。
少し緩めて無理せず見送ることにした。
開始早々に脚を使い果たして残りはタレて惰性で走るだけ、というどうしようもない展開だけは避けたかったからだ。
この時点で前に6人以上いたのを確認したしたので入賞は危ういとも思ったが、もしかしたら何人か脱落して落ちてくるかもしれないのを期待して、自分はタレないペースで淡々と走ることにした。

といってもサイコンのラップをスタートさせたつもりが実はスタートを押せていなくて、サイコンには関ヶ原製作所のからのログが表示されていた(泣)レーススタートからのタイムも距離もAPもNPもわかない状況なのでタレずに淡々と走れると思う「自分の感覚」だけを頼りに踏んでいく。
幸いにも予め動画で予習していたのでトンネルやショートのゴール、下り坂などで自分がどのあたりを走ってるのは大体わかる。

しばらくはDカテゴリーの数分前にスタートしたCカテの選手を追い抜いていくばかりで、誰かに追い抜かれるということはなかった(あえて後方は確認しなかった)。追い抜いた中にDカテの選手が1人いたことは確認した。この時点でおそらく6番目か7番目。

そうこうしていると斜度が少し上がったところで追い抜いた選手とは別のDカテの選手がジワジワ上がってきたらしく(真後ろにいた?)ローテする感じのスピードで僕の前に出た。
播磨銀輪倶楽部のジャージだ。
後ろにつける感じのスピードと強度だったのでツキイチさせてもらった。おそらくこの方も自分のペースで走っておられるのだろう、しばらくツキイチさせてもらったけどローテを要求されてはいなかったと思う。
が、後ろに付かせてもらってばかりでは申し訳ないので1回か2回は回ったと思う(確か、、、多分。

「脚の合う人だ」と思ったので、前に出たときは上げ過ぎないように注意してはいた。しかし、なんとなくスプリントでは勝てそうにない力強い脚に見えたので、スプリント勝負になる前にどこかで距離を離しておきたいとも考えていた。
何せ自分は最前列でスタートしたのでネットタイム方式だと同時にゴールしてもリザルトで負ける可能性がある(焦

おそらくコースの半分ぐらいだろうか、平坦で自分が前に出ているときに気付いたら播磨銀輪倶楽部の人がツキ切れしていた。一緒に走った時間は10分ぐらい。
そこからゴールまでは単独走。
うしろから播磨銀輪倶楽部のジャージが迫ってこないかチラチラと確認しつつ、前を追うというより逃げるという感じで、とにかくひたすら単独走。

どのあたりだっかわからないけど(下り坂と橋のあたり)、CカテのTAKAさんの姿が見えたので追い抜くときに「TAKAさん!ファイト!」と声を掛けた。
すると、TAKAさんが「前に4,5人!」と嬉しい情報をくれた!
ご自身のCカテの状況把握だけでなく、なんとDカテ先頭集団も把握されていたのだ。有り難や!
これは入賞の可能性あるかも!?と気合いが入った。

ゴールの3,4km手前だったと思うが、カーブを曲がったあたりで遠くまで見える長ーい登りが目に入った。コレは視覚的になかなかくるものがある。
この視覚的にくる登りを終えたあたりで「2km」の標識が目に入り嬉しくなる。
残り「1km」全てを出し切るつもりで踏む。が少しタレた。
残り「500m」の標識が目に入る。とにかく全力でもがいた。
ゴールのある駐車場に入るもゴールの場所ががわからん!
とりあえずフラッグを振ってる人の方めがけて走る!
フラッグの人の前を通過!
しかし計測ラインを通過してない!ラインどこ!?
まだ先か!?とにかく踏む。
計測ラインが目に入る。あれか!踏む。

計測ラインを通過した直後に腕に付けていたガーミンウォッチの時刻を確認した。(サイコンのラップをとれてなかったので)
10時28分
9時40分スタートなので48分台でゴールできたことだけはわかった。

【ゴール後】
TAKAさんの情報では入賞の可能性はあったが順位は5位なのか6位なのかもわからず、入賞してるのかの確証もなくて正直自信はなかった。
前方のDカテ選手とは距離が離れて姿すら見えなかったのでタイム差は大きそう。実は順位も気になったが、それよりも前でゴールした峠13さんとのタイム差が気になっていた。というのも、このレースの一週間前の「ちくさ高原ヒルクライム」で峠さんに大差で負けたので、今回はどのぐらい差が付いたのか気になってしょうがなかったのだ。

息を整えたら辺りを見回して峠さんを探す。
直ぐに見つけたので順位とタイムを聞くと、なんと4位で46分30秒ぐらいとのこと。速い!
ちくさと同じく2分ぐらい差が付いたかーと現実を受け入れる。
正式なタイムはリザルトをみないとわからないが、勝てると思っていなかったけど差を縮めたかったのが正直なところなのだ。

その後はリザルトが確定するまで恒例のアフターパーティー!
たくさんの知り合い、久しぶりに会う人、初めましての方々と沢山会話をしたり称え合ったり慰めたり、お菓子を食べたり(笑)
規模が大きなレースなだけに大賑わい。最高に楽しい時間だ。

快晴!
山頂の様子

【結果】
貼り出されたリザルトを確認すると
第5位 タイム 48分14秒

なんとか入賞できた。
1位は46分9秒。驚いたのが2位、3位、4位が46分34秒の同タイム!
スプリントでコンマ秒の勝負だったのか・・・
峠さん4位だけど実力は2位3位と同じやんっ!
6位の播磨銀輪倶楽部の選手とは15秒差だった。「あっぶな~」というのが最初に思った感想。実はもう少し差が付いていたと思っていたがゴール前でタイム差を詰められていたようだ。

5位入賞できたのは嬉しいけど、表彰台選手とのタイム差を直視すると「まだまだだなぁ~」と思う気持ちがあるので両手放し晴れやかな気持ちで大喜びはできなかった。
しかし、目標の入賞と50分切りは達成しました。
伊吹山という大きなヒルクライムレースで入賞できたのは自信になります。

自分で「まだまだだなぁ~」と思えるということは「まだまだ伸び代がある」と感じている証拠。
「これ以上は無理だ」とはまだ思わない。

【下山】
人数が多いので班分けしてバイクの引率で下山。
実は下山を開始して3~4km下ったところでトラブル発生。
僕の直前を走っていた友人選手が前輪で落石を踏んでバランスを崩し落車した。
僕は意識して車間を開けていたので幸い巻き込まれることはなく、他も誰も巻き込みはなかった。
バイクを降りて直ぐに後続が被害に遭わないように落車の原因となった落石を撤去した。
落車した本人は立って歩いて路肩に避難したけど傷だらけ。ジャージが破れて出血も見られた。バイクは両輪がパンク、所々破損箇所が確認できた。
自力での下山は無理だと判断。同時に下山していた数人が落車現場にいたのでその場を任せ、僕はスタッフがいるところまで先に下山して状況説明、助けを求めた。先に下山するのは申し訳ないとは思いながらも表彰式の時間が迫っていたので下山することにした。。。

安全に下山して無事に家に帰り着くまでがレースなのです。
油断をしてはいけません。
それを改めて認識した出来事でした。


【表彰式】

ジャージのhsjロゴが見えない。播磨銀輪倶楽部の選手のようにすべきでした。
副賞は松野屋さんの和菓子


【帰路】
来るときは別の友人に自宅まで送ってもらいました。
多賀サービスエリアで遅めの昼食。

にんにくたっぷり牛カルビバターすた丼

自転車で50分登っただけなので朝からの食事を考えると完全にカロリー収支はプラスだ(笑)


【振り返り・分析】
心拍計は装着していません。
グラフは上からパワー、NP、W'bal、ケイデンス。

※パワメは5%ぐらい下振れしているのでFTP設定も5%下げています。

スタート直後からW'balをゴリゴリ削っていますね。
スタートから7分あたりで先頭集団を見送ったのがわかります。
最初のペースでついていったら約15分で限界を迎えたでしょう…
自分の感覚を信じて良かった。
先頭集団を見送ってからはタレないペースを意識したけど見事に閾値付近で踏み続けたようだ。
グラフを見る限りでではもう少し踏めたのでは?と思ってしまうがパワメの精度がアレなのでなんとも言えない。

峠13さんと播磨銀輪倶楽部の選手とのタイム比較
Stravaはこういうときに便利。
ネットタイム方式なのでスタート時点で既に誤差あり。

スタート直後に後方から上がってきた峠13さん(ピンクのライン)と1分20秒~6分20秒(約300m~2.2km地点)まで一緒に走っていたのがわかります。(黒のラインと平行になってる部分)

播磨銀輪倶楽部の選手が前に出たのが約4.5km地点で8km過ぎまで一緒に走っています。その直後のアップダウンで離れ、斜度が緩んだとことで差が開いたのが分かります。

ということは、2.2km~4.5km地点までの約2.3km、8km過ぎ地点からゴールまでの7km、合わせて約9kmを単独走したことになる。
コース15kmのうち半分弱は単独だとは思っていたけど6割近くも独走だったとは。
ドラフティングが効きにくい斜度とはいえ緩急あって下りもあるのでちょっと損した気分だ。しかしこれで48分台でゴールできたのだら結構良いのではないだろうか。と思うことにする!(自己肯定)

はっきり言ってレース後の脚のダメージは一週間前のちくさ高原ヒルクライムのときのほうが断然大きい。ちくさは2本登るといのもあるけど、1本目を終えた(約40分)ときと比べても脚の痛さはだいぶ小さかった。
これはW'balの減り方にも表れていて、ちくさは1本目の最後で枯渇していた。
うーん、伊吹山は本当はもと踏めたハズなんじゃないか?なんて考えてしまう。ゴール地点の標高は300mぐらいしか差がない。
レース中のメンタルの問題だろうか?このあたりは課題ですね。

次のレースの予定は富士ヒルです。
富士ヒルまで1ヶ月半しかない。
ここまできたら今から特別なにかできる訳じゃないけど、目標をしっかり見据えて出来ることを後悔しないようにやっていきたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

おしまい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?