どうにも、こうにも、もがいても、思いどおりにならないことがある。

努力もしてるし、たくさん調べたし、行動もしてみた。
けれど、どうにもこうにも思いのとおりにはならない。

そんなことがあって、心の傷がついた。
その傷がときおり、悪さをする。

ふとした瞬間だったり、なんてことないことだったり。

比較的、感情の起伏が少ない性格。
だけど、この傷がうずくと気持ちが上下左右にゆらゆらぐらぐらと動きだす。

なんてことない言葉に傷ついたり、涙がでたり、いらついたり、落ち込んだり。

ちょっと冷たくて、ひねくれてるかもしれないけど。
自分の気持ち、人には分からないと思う。

逆に、人の気持ちや辛さを自分がわかるはずもない。

だから辛い気持ちを抱えた人の話を「わかるよ」とは言えない。
その人の気持ちや辛さは、その人にしかわからないと思うから。

最近になって思うこと。
それは、無言のやさしさがあるってこと。

言葉や態度で優しいことばをかけられるよりも、グッときてしまうのが無言のやさしさ。

触れないやさしさ、聞かないやさしさ。
だけど、私のことを念じて想ってくれる愛情深いやさしさ。

そんな人が、私の周りにはいる。

無言の相手の気持ちも、私にはわからない。
だから、完全なる自意識過剰なのかもしれない。

けれど、ちょっとした態度や言葉じり、表情や目線に、そのやさしさが詰まっていると思う。

今はその無言のやさしさがとても心地いい。

だから、いろいろ言ってくる人に対してうざいと思ってしまう、自己中心的な私もいる。

自分はどこまでいっても、自分勝手。
自分が一番かわいいと思う、私。

人の温かさに気づけたのは、あの傷があったから。
そんな綺麗事を今は言わない、言いたくない。

けれど、全ての出来事と感情が私の人生。
私は自分の人生がすきだし、誇りに思う。

だから今までの過去も、これからの未来も全部大事にしたい。

自分の感情、選択、出会い。
これらをひとつひとつ噛みしめながら、今日も明日も生きていくのだ。

そんな日も、私の大事な大事な人生のひとこま。