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学級通信を書く目的 学校はブラックボックス!?

はじめに

授業は必須の仕事です。
生徒指導も必須の仕事です。
保護者との家庭訪問や個別面談も必須です。

学級通信は必須の仕事には入りません。
書がなくてもいいですし、月に一度の行事予定だけを配るケースもあります。
しかし、私は初任の頃から毎年欠かさずに学級通信を書いてきました。
今では、ほぼ毎日書いています。
それは、ひとえに学級通信の価値の高さを実感し続けてきたからです。

今回は、学級通信を書く目的の一つの「学校と家庭をつなぐこと」についての考えを綴ってみようと思います。

保護者から見た学校

私はこども園に通う娘がいます。
保護者の立場になってみて思ったことがあります。

こども園の様子が気になるけれど、分からない
つまり、ブラックボックスになっているのです。

同じクラスの子の名前は?
何をして遊んでいるのかな?
喧嘩はいていないかな?
誰と仲がいいのかな?
給食の時は行儀良く食べているかな?
先生の話をしっかり聞いているのかな?

このようなことが気になります。
でもこれらを知る機会はそれほど多くはありません。

これは小学校でも言えることです。

多くの保護者は上のようなことが知りたいと思っています。

そもそも、保護者が学校の様子を知るための手段は何があるでしょうか?

ざっと挙げてみます。

学校からの行事予定
次の予定表
学校だより
学年だより
校外学習のお知らせ
学校の広報
給食の献立表
学校との電話
連絡帳
家での子どもと学校の話をする

他にもあるかもしれませんが、私の学校ではこのくらいです。
これだけで保護者が気になっていることは十分に伝えられていないと思います。

これが保護者から見た学校です。

誰と遊んでいるか
授業で何を勉強しているのか
どんな話を聞いているのか
はわかりません。

学校から見た保護者

 一方で学校からは、保護者はどのように見えているのでしょうか。
 学校と保護者は本来、「子どもを育てるパートナー」関係になるはずです。
 どちらも「子どもの成長を支える存在」だからです。
 しかし、「モンスターペアレント」「学校と家庭の分断」という言葉があるように、保護者との関わりに消極的になったり、保護者との関係が崩れてしまうケースがあるのも事実です。

 そのような悲しい事実の原因の一つに、日常的に学校の様子を伝えたり、家庭の様子を伝えたりする機会の少なさが挙げられると思います。

学級通信があると

 学校と家庭の“架け橋”に

保護者が学校の様子を知る手段に「学級通信」が加わるだけで情報の量は大きく増加します。

授業の様子、
授業の内容、
学級集団として育ってきたこと、
教師が大切にしていること、
などが写真や文章を通して伝えることができます。

夕ご飯を食べる時に、学級通信を出して学校の写真を見ながら、家族の会話に花を咲かせる、と教えてくれた保護者もいらっしゃいました。

学級通信を書いていると、まれに「学級通信を読んですごく共感しました。うちの家でもやってみます。」とお手紙をもらうことがあります。

また、「家庭の様子を教えてください」と投げかけると、お便りをくださる保護者もいます。

このように学級通信は、学校と家庭をつなぐ“架け橋”になりえるのです。

 先手の学級経営


 日頃から「学級通信」を通して学校の様子を伝えることで、保護者との良好な関係を築くことは、トラブルが起こった時にも役立ちます。

 学級通信はコストのかかる取り組みですが、有事の際に力を発揮するものでもあります。

 トラブルが起こることは避けられませんが、トラブルが起きた時にスムーズに解決するための地盤を作ることはできます。

 そういった意味では先手を打つということでもあります。

おわりに

 このように、保護者との関係をより良いものにしていくために「学級通信」は実に有効です。
「といっても……。」
と負担に思う方もいらっしゃるかと思います。
 このマガジンでは、学級通信の簡単な書き方も書いていこうと持っています。
 ぜひお読みください

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