アートボード___2

【図解】アフォーダンス ~主体と客体の関係性~

こんにちわ、「IT企業に転職した元CA、なぎー」です♪

今回は『アフォーダンス』です。

WEBサイトやスマホアプリのデザインを勉強していくと、必ず「アフォーダンス」や「シグニファイヤ」などの難しい用語にブチ当たります。
なので「アフォーダンス」を理解するために、周辺の用語も知る必要があります。その周辺用語も含めて、図解しました。

グループ 2145

□ アフォーダンス(Affordance)

[意味]「主体」と「客体」との関係
[語源]「afford(提供する)」という動詞をもとに作った言葉。
この世のあらゆる「物理的なモノ(自然物/人工物)」と「ヒト」との間には「なにができるか」という関係性がある。

「ヒト」と「サボテン」の関係
【例】ヒトに刺すと、血がでる。
【例】投げると、武器になる。
【例】自分が触ると、痛い。
【例】風船に刺すと、割れる。
【例】紙に刺すと、穴があく。

□ シグニファイア(Signifier)

[意味]主体と客体との関係を「教えるサイン」
[語源]記号学用語シニフィアンを借り、デザイン領域に導入した言葉。
つまり、アフォーダンスが何であるかを教えてくれるヒントとなるもの。

【例】サボテン針の先についた血
【例】サボテンを持ち上げることができるような植木鉢に、入っているサボテン。
【例】主体側に向いた、長いサボテン針
【例】何を刺せそうな、長いサボテン針
【例】何を突き刺しても、折れなさそうなサボテン針。

□ ナッジ(nudge)

[意味]主体と客体との関係の優先度を「変えるサイン」
[直訳]注意や合図のために、ひじで人をそっと突くこと。
ナッジを活用することで、ちょっとしたきっかけを与え、選択の余地を残したまま、特定の選択肢をとることを促すことができる。
「自発的に選択した感覚」があるため、商品やサービスの体験を損ねにくい。

【例】主体側に向いた、長いサボテン針

□ スキーマ(schema)

[意味]経験に基づいた「認知的構え」
[語源]図式や計画のことを指す言葉。
過去の経験に基づいて作られた、心理的な枠組みや認知的な構えの総称。

【例】前を歩いているヒトの手に刺さって、血がでた。
【例】サボテン鉢を投げて、応戦しているアニメを見たことがある。
【例】以前、間違ってサボテンに触れてしまって、痛い思いをした。
【例】もっていた風船が、サボテンに当たって割れたことがある。
【例】サボテンに紙が刺さって、くっついている場面に遭遇したことがある。

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