見出し画像

そして中国共産党の没落は運命づけられる

kinaがちょっと前にお勧めされた投資信託は全世界株式。
「オールカントリー(略してオルカン)」と言われるものでした。
一時期は買おうと思ったのですが…どうしても「中国共産党に利益が入ると思うと精神的に無理!」という理由で断念し、大人しく先進国株式と日本株の投資信託をちまちまと購入しています。

それは2015年のチャイナショックと呼ばれる株価下落時に市場から売りボタンを撤廃して株価を売らせないようにしたという、過去類を見ないえげつない横槍に絶句したこともあるでしょうし、現在進行形で続いているチベット・新疆ウイグル自治区への弾圧に対するkinaなりの無言の抗議でもあるかもしれませんし、決定づけられた中国共産党の没落にkinaが付き合うことはない、ということなのかもしれません。

中国共産党は(現状を見たらどうしてもそうは思えないけれど)「今のままの中国の発展は続く、武力や経済力で他国を黙らせることはできる」と思っているのかもしれませんが、今までの中国のやり方を見てきた人達は「経済面は恩恵を受けても、日常生活に中国共産党の侵食は御免だ」と思っている方が大半だと思います…特に資本主義国家である程度の教育を受けた人は。
仮に中国が経済的にこのまま拡大を続けていったとしても、その富は分配されて誰もが豊かになる、と考える人は少数ではないかと思うのです。
むしろ2015年のチャイナショックのように、いざという時に株の売りボタンが消失して富を失う人や、アリババの創設者ジャック・マーのように政治的な発言をしたら表舞台から姿を消す羽目になるような人がいること、さらに現在既にある、ジニ係数が警戒値の0.4を超える中国内での富の格差を考えたら、「中国の経済の恩恵は受けても、あくまで利用するだけであって、中国共産党の支配下に入るのなら抵抗する」という人の方が多いのではないかと。
そうなると、中国共産党がかつてのモンゴル帝国や清王朝の時のように、「世界の覇者」になることは難しく、中国共産党が拡大主義をとるならば、それを阻止する資本主義・自由主義の国への支持が集まるだろうし、同時に富も集まるだろうというのは容易に想像できることですね。
自由への憧れを力で封じることは…フランス革命の結果を見ても明らかなように最初は封じることができたとしても、自由を望む人達の思いを封じることなんてできやしませんからね。
それは大きなうねりとなって中国共産党を襲うことになります…今までの中国の歴代王朝がそうだったように。

もし中国共産党がこれからも発展を続けていくとするなら、kinaでも考えるのが「富の公平なる分配、教育と社会保障のインフラの充実」になると思うのですが…それをやったらまず間違いなく中国共産党の崩壊の一歩になるんだよな…σ^_^;
というわけで、今の中国共産党の没落は運命づけられるように思います。
それは運とか天命とかいうオカルトな部分で片付けられる話ではなく、「自分達がやってきたことの結果」という非常に地上的な視点で語られる結果であるというのが何とも微妙なところではありますが。

拙い文にサポートしていただくとしたら感謝しかありません。家を買う費用とたぬきねこの福利厚生のために使わせていただきます。