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チキンの廃道探索ー乙部町 豊浜トンネルー

「廃道探索って…国道から離れてないだろう」とツッコまれたら言い返せない廃道探索のお話σ^_^;
帰り時間を考えたらあんまり時間がなかったので…というか、鈍臭くてチキンなkinaは危ないことをしたら他人様に迷惑をかけるのがわかりきってるから。

こ〜んな可愛いのを待たせていると思うと、安全第一になるし早く帰ろうと思いますし。

今回、こちらを通る機会があったので国道229号の八雲町(旧熊石町)と乙部町を結ぶ旧豊浜トンネル(第一トンネル)を見てきました…って、第一トンネルだけなら思いっきり国道から見れるって。

旧豊浜第一トンネル。
このような短いトンネルを複数繋いだ道だったようです。
旧豊浜第一トンネルから現道229号線と豊浜トンネル。
向かって右側に慰霊碑も見えるかと思います。
周囲の岩肌はこんな感じ。 
旧豊浜第一トンネルから振り返る。
良い景色ですね。

「国道229号の豊浜トンネル」というと、余市町と古平町を結ぶトンネルを事故とともに連想する方も多いと思いますが、この八雲町(旧熊石町)と乙部町を結んでいた旧豊浜トンネルにも悲惨な事故がありました。
もう60年以上前の話になります。

旧豊浜トンネルは第一から第七までの、7つのトンネルがありましたが復旧は無理と判断され旧道は廃道、現在の豊浜トンネルが建設されました。
旧道ですが、kinaが知るだけでも土砂崩れが続き、それも事故以降の昭和どころか平成に入ってからもそんな感じで、素人のkinaの目からしても「現場に未だ埋まってるバスの引き上げは無理だろう…」と感じざるを得ない状況で。

2021年にも同じ乙部町内の館の岬で大規模な崖崩れがあり、幸い人的被害こそなかったものの被害規模が多岐に渡り、今後の被害も懸念されるということで道路の復旧を断念し、現道の館の岬トンネルと新しいトンネルを繋げて新トンネルを建設する方向で動いています。
景色が楽しめないのは非常に残念ですが、ここで暮らす人・ここを通る人とそれを待ってる人のことを考えたら、安全が一番。

…と、乙部町は水が良いところで、北海道南西沖地震の断水の経験を基に、町内の湧き水で飲用可能だったところ5か所を整備して無料開放し、いざという時には非常用水にするという、ユニークな災害対策をしている場所でもあります。
このお水、町外の人からも人気だそうで、中には「どこの水が美味」とか全部回って味を確かめた人もいるそうな。

館の岬の土砂崩れに伴う迂回路の途中にある「こもないの水」。
ドライブの途中、水筒に入れて飲みながら帰るなんてこともしていたりしてσ^_^;
館の岬の近くにある「といの水」に比べたら水量は少ないですが美味です。

あと、「ラーメン嶋」の塩とんこつラーメンが美味しいと評判ですね。

八雲町と乙部町を結ぶ豊浜トンネルについては、こちらでも詳しく紹介されています。


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