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【最後の下りで足裏の皮ズルむけ】びわ湖バレイスカイレース2019

大津市のびわ湖バレイで開催されたスカイランニングレース。バーティカル部門とスカイレース部門があり、11/23.24の日程でそれぞれ開催された。トレイルランニングとは違い、標高1,000m以上の急登・急落の山岳コースで開催されるものがスカイランニングである。スカイランニングジャパン年間シリーズの今季最終戦である。スカイランニングアスリートとして資格があればエリート部門に出場できる。それ以外のエントリーはノーマル部門となる。市役所RCメンバーと出場する。私も資格がない為、部門はノーマルで。

11/23土
バーティカル 4.3K D+900m
記録41:11 総合4位
バーティカルとは登り一発勝負の事。

今年の5月に信州上田市で開催されたバーティカルレース(8位)や、富士登山競争5合目(41位)、かっとび伊吹(21位)の結果を見て、自分は登りが苦手と自覚する。この日のバーティカルもノーマル部門とはいえ勝負にならないだろうと半ば諦めていた。スタートリストを見てもチラホラと強い選手や、○○大学と書かれた若いランナーが多く、ビビりながらスタートする。案の定、スタートからガンガン飛ばしていく若い衆。15番くらいの位置でつづら折りの登山道に入る。練習ではよく走る道なので勝手は分かる。終始追い込み過ぎない程度を意識するが心拍は170を彷徨う。若い衆はどんどん落ちてくる。順位もどんどん自然に上がっていく。つづら折りが終わり、プロボランティアカメラマン丸尾氏がカメラを構える。事前に地元で頑張る選手として新聞記事を考えてますと大会関係者から声を掛けられていたため、このカメラには笑顔で写らないといけないと思ったが、苦しかったので引きつった笑顔になっていた。残念。そして最終4位まで上がってゴール。1.2.3位は全員30代。2位は日本トップの100マイルランナーの伊藤健太さん。4位は日本トップ100マイルランナーに並ぼうと企む板垣部長。その2人が超短距離レースに出る違和感。1日目は表彰なしでトボトボと帰った。


11/24日
スカイレース13K D+1,200m
1:28:08 総合1位
スカイレースは登って降りてのレース。

バーティカル部門と合わせての順位合計が少ない方がコンバインドで優勝という表彰もあるため、それも頭に入れる。前日の1位ランナーはスカイレースには出場しないとの事なので、昨日2位、3位のランナーとコンバインド勝負の意味合いもある本日。たまたま全員同い年という偶然もあり、この日のスタート前はリラックスモード。昨日で大学生は後半落ちることが分かっているため、怖いのはこの2人とスカイレースのみの参加者。ただ強烈に意識するのは昨日負けた2人のみ。スタートして昨日と全く同じ展開に。若い衆が飛ばしてその後落ちてくる。この日は昨日の足の疲れを感じ、走りながら遅いなとガッガリ。昨日の2人は前で見えない。昨日のゴール地点に45分かかって到達。遅い。この時点で5位。びわ湖バレイのゲレンデ登りで、まず大学生の残党を1人抜き、4位。1つ前は昨日の3位同級生。明らかに足の回転が落ちている。これはもうちょっとで抜ける。蓬莱山山頂にタッチして折り返すコースであり、タッチして下って再びゲレンデ登り返しで、パスできて3位。1つ前の大学生のラスボスもパスして2位。残すは昨日2位の伊藤健太さん。登り切ったところで、もう下りに入っていたため、割と差はありそうで、これは無理かもしれないと2位キープを意識しようと本気の鬼の形相で下る。すると半分くらい降りて来たところで日本トップ100マイルランナーをキャッチ。この伊藤健太氏は普段から親交があり、僕らノーマル部門でいいのかなとレース前はお互い言っていた。伊藤さんはここでケガしたくないとの事で下りをあんまりガンガン飛ばしてなかったため、譲ってくれた感を感じて先頭に立ち、大人げなくキロ3:01でラストは駆け下りて1位でゴール。ゴールして気づいたが、足裏が激痛。足の裏の皮がズルズルに剥けていて、全く歩けなくなっていた。ここまでしてもTOPでゴールしたかった。あまりにも攻めた高速下りで焼けてしまったようだ。

二日間を終えて
伊藤さんにコンバインド部門では負けたし、二日間で登りの実力差を感じたので、良い勉強させてもらった。でもスカイレースの表彰は嬉しかった。というよりも伊藤さんと1.2を飾れて嬉しかった。次はUTMFで戦いましょうと次会うのが楽しみ。昨日三位の同級生(秋葉さん)もスカイレースは4位と、コンバインド部門では1位伊藤さん、2位わたくし、3位秋葉さんと同級生で飾れた。秋葉さんとは来月の伊豆トレイルジャーニーで再び戦うのでこれまた楽しみ。大会を通じて知り合いが増えていくことが最近の喜びであります。一方エリート部門では世界一のスカイランナー上田瑠偉選手が圧倒的な存在感を放ち貫禄の両日チャンピオン。これはもう異次元過ぎる。その上田瑠偉選手がびわ湖バレイのコースは日本のリモーネ(イタリア?の有名な湖畔のスカイランニングコース)であると激褒め。大津市にこんな観光資源がある事をもっと誇りに思うべきだと感じる事も出来た二日間でもあった。

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